関東の夜間動物救急センター

関東の夜間動物救急センター

昨年6月に川崎市に民間施設「日本動物高度医療センター」が開設されましたが、その中に夜間動物救急センターがあります。川崎市獣医師会が運営しています。

夜間に愛犬の病状が急変したとき、わが家は、主治医の夜間当番の獣医師に連絡して処置をしてもらいました。個人経営の獣医師の場合、対応をしてくれます。

しかし夫婦共稼ぎの家庭の場合、普段は健康な愛犬が急病になったとき、緊急で見てくれる病院を探すのに大変です。

夜間の病院は確かに通常の昼間の診療に比べ、どのような病院でも診療費は割高になることは致し方ないのですが、破格な金額を請求されることがあり、患者間で、「信じられないほど高かったという噂」が広まり、行ける患者は知らないで行った人か、とてもお金持ちの飼い主さんだけのようでした。

川崎の夜間動物救急センターは適正価格の動物病院で、緊急診療の後、同設の日本動物高度医療センターでの診療も受けられるそうです。

つい先日、友人の愛犬がおもちゃを誤飲し、当病院に搬送したそうです。無事に吐き出したそうですが。(2008/1/26)(LIVING WITH DOGS)

夜間動物救急センター

ペットの高度医療


夜間動物救急センター:東日本で唯一、獣医師会設立 開設半年、利用増加中 /神奈川

◇背景に「安心な診療代」も
獣医師会が設立した夜間の動物病院としては東日本唯一の「夜間動物救急センター」(川崎市高津区)の利用者が増えている。昨年6月の設立当初は1日平均0.8件だったが、同12月は同1.7件となり、さらに増加が見込まれている。背景には夜間営業している動物病院の数は限られているうえ、診療代は病院側の“言い値”になっている現状がある。
17日午後10時40分ごろ、川崎市高津区のMさん(30)、Sさん(28)夫妻がチワワの「アメリ」(6歳)を抱いてセンターを訪れた。晩ご飯を食べた後、目を見開いてけいれんを始めたという。左半身にまひも見られる。「昨日まではなんともなかったのに……」。不安げな表情で訴える夫妻に、院長(39)は待合室で待つように言い、診療に取りかかった。
院長はまずアメリの体に電極を付け心電図を測定。「対症療法ですけど、救急の場合はどんな異常が見つかるか分からないから」。触診から血液検査、レントゲンと徹底的に調べた。その結果、命の危険はないが脳機能に異常があるかもしれないことが分かった。検査結果の資料を夫妻に渡し、かかりつけの獣医で改めて受診するよう勧めた。
約1時間の診療と注射2本で治療費は2万8000円で、決して安くはない。だが共働きのM夫妻は「夜間に対応してくれる病院の存在は大きい」と話し、アメリの頭をそっとなでた。その表情は来院した時と打って変わって柔らかだった。
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「仮縫いだけで、10万円も請求されたんです」
愛猫のミウ(7歳)を連れて来院した川崎市川崎区の会社員、Oさん(27)は怒りを込めて訴えた。以前ミウが腹部を切り、夜間に病院を受診した際、診察と仮縫いで10万円を請求されたのだという。翌日、別の病院で本縫いしてもらったときの診療費は2000円。「信じられなかった」
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医療保険制度に基づく医師と違い、獣医の診療報酬に基準はない。特に夜間の診療費は病院によってバラつきがあり、飼い主に不信感を与えている。こうした現状を受け、川崎市獣医師会は昨年6月にセンターを設立した。山田耕一副会長は「誰だってペットが夜間に不調を訴えたら不安に陥るもの。非営利組織の獣医師会が夜間病院を運営することで、飼い主の方に少しでも安心してもらえれば」と話している。 (2008/1/25)(毎日新聞記事より)

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