鹿肉のペットフードへの事業化

鹿肉のペットフードへの事業化

日本のあちこちで鹿が増えています。山梨も例外ではなく、道路に突然飛び出す鹿には驚かされます。生態系のバランスが崩れ、鹿が増えているのですが、日本中どこにでも鹿がいるような現象が見られます。これは日本狼がいなくなったからとか、色々な説があるでしょう。
雄鹿は角があってとっても立派なんですが、遠目でみるととても美しいのですが、10メートル内で見るとものすごく大きくて怖いくらいです。

森林の落葉樹は、鹿に木の皮を食べられ枯れる木もあります。木の保護のために幹に藁を巻いています。
生態系のバランスは人が犯してしまった罪ですが、森の保護を考えると、ある程度の鹿は削減しなくてはならないのでしょう。

しかし、有害獣とは言え命ある地球の動物です。無駄死にさせたくはないですよね。
北海道の蝦夷鹿で以前、鹿バーガーと言う話がありました。またヨーロッパでは鹿はジビエとして季節料理なんですね。

わが家は犬のご飯は手作りですが、愛犬の為のお肉屋さんにはたまに鹿肉も輸入されます。低アレルギーとのことです。わが家の犬達にはまだ食べさせたことはありませんが。

人用の鹿肉を取った後のあばらとすじ肉を乾燥させてペットフードの試作品を作ったそうです。やむを得ず捕獲した鹿を無駄死にさせず、美味しくいただけるようになると良いですね。(2008/2/20)(LIVING WITH DOGS)


シカ肉をペットフードに 事業化探り県が試作

【長野県】県が推進している有害鳥獣のシカ肉を使ったペットフード化事業で、試作品の第1号が完成した。犬の食い付きを見ながら、好みに合わせて改良していくという。
試作品は、料理に向かかないあばらとすじ肉を乾燥させており、見た目は黒っぽいビーフジャーキーに似ている。味付けはなくやや固めの歯応えはペット向きといい、試食した県職員は「人だったら、しょうゆを1滴たらしたい味です」と話す。
野生鳥獣被害の防止策の1つとして、12月の補正予算で事業化。委託を受けた下伊那地域の飯伊連合猟友会が手探り状態で試作を担当している。完成第1号は県内のブリーダーの元に持ち込まれ、犬の味覚に合うかチェックしていく。
シカ肉で料理に適すのは全体の約6分の1とされ、残りの部位をペットフードに有効活用することで、捕獲促進や地域産業の活性化への期待がつながるという。今後、成分分析と並行しながら乾燥条件や部位、真空パックの方法などを研究し、低コストでの事業化の可能性を探る。(2008/2/19)(中日新聞記事より)

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