ペットフードの安全基準
ペットフードの安全基準
日本にペットフードが出来るまでは、犬のご飯と言えば、残りご飯にみそ汁を掛けて、魚や肉の余り物、煮干しを乗せてあげるのが、私が子供の頃には普通でした。それでも犬達は元気でした。フィラリアの薬が発明され、様々なワクチンが発明され、ドッグフードが発明されて、犬の健康状態と、手間が格段の進歩を見せました。犬が長生きになったことは確かなんですが。
わが家が手作り食に踏み切ったのは、様々なペットフードを試した結果、内容を記載してあっても、細かい分析まで記載されず、不安に思えたからでした。
例えば、海外で作られたペットフードは正規輸入代理店が輸入したものと、並行輸入のものとは、保存料の使用、梱包の方法、輸送方法の違いなどは、一般消費者には袋を開けてみて、酸化しているかどうかでしか判断できませんでした。
BSEの問題、おまけに中国の毒物混入と、人の食物でさえも危ぶまれる今日です。
やっと環境省・農水省がペットフードの安全確保の法案を国会に提出したそうです。
毎回、手作り食を作っている飼い主さんには、少しだけ、ドッグフードの日があっても良いかもという風になりますよね。(2008/2/21)(LIVING WITH DOGS)
ペットフードの安全を確保=新法案、国会に提出へ−環境・農水省
環境省と農水省は20日、犬や猫に与えるペットフードの安全確保を目的とした新法案の概要を固めた。国が製造方法や成分、表示に関する基準・規格を設定。これに適合しなかったり、有害物質を含んでいたりするペットフードの製造、輸入、販売を禁止する。愛玩動物用飼料安全性確保法案として、3月上旬にも今国会へ提出する方針。
製造、輸入、販売(小売りを除く)の各業者には国への届け出と、扱ったペットフードの名称や数量を記載した帳簿の備え付けを義務付ける。これに対し国は、必要に応じて業者に報告を求めたり、事業所への立ち入り検査を行ったりする。
有害物質の含有が判明した場合には、国が取扱業者に回収、廃棄を命じることができるようにする。一連の規定に違反した業者に対する罰則も設ける。 (2008/2/20)(時事通信記事より)