動物関連学校の実習犬(2)
動物関連学校の実習犬(2)
沖縄の高校でも犬も一緒に卒業がありました。
動物関連学校は日本全国に増えていますが、県立高校にも動物コースがあるんですね。
各地域が、動物愛護の意識を高めようとしていることが感じられますが。
沖縄は捨てられる犬、殺処分される犬がまだまだ多い県です。そのような犬達から実習犬の採用を行って欲しいものです。これからを期待したいですね。(2008/3/2)(LIVING WITH DOGS)
犬も一緒に“卒業” 中部農林高
【うるま】県立高校の3年生が卒業証書を手にした1日、県立中部農林高校(O校長)では熱帯資源科動物コースの動物介在活動(セラピー)などで活躍した3匹の犬の卒業式も開かれた。卒業した犬は同コースの卒業生3人が飼い主となり、ペットとして新たな人生を歩む。
学校側は実習や動物介在活動を行うには高齢化したとして、3匹の犬と授業でペアを組んできた生徒に“卒業”という形で譲り渡した。
6歳のチワワの飼い主となる同校3年のNさんは犬の卒業式で、「わたしたちの授業に付き合いここまで頑張ってくれた。パートナーとして終生飼養することを誓います」と宣言した。
7歳のマルチーズを譲り受けたKさんは「活動を通して子どもが好きになったので保育士を目指したい。保育の現場で高校で培った動物介在活動を生かしたい」と抱負を語った。
Iさんは6歳のミニチュア・ダックス・フントを抱きながら「一緒に卒業できてうれしい。車の免許を取ったので一緒にドライブに行きたい」と笑顔を見せた。
熱帯資源科動物コースは2000年度に設立された。03年度には動物介在活動チームを発足させ、現在28匹の犬が飼育されている。小中学校や老人施設を訪れ、セラピー犬と触れ合うことを通して、命の大切さを伝える活動を行っている。 (2008/3/2)(琉球新報記事より)