ある老犬との暮らし [17]秋

[17] 秋 (2000年9月)

タロにとって15度目の秋がやって来ました。なんだか彼には済まぬことですが、こ うしてつい彼の歳を考えてしまうのです。いったい犬の寿命はどのくらいなのだろうか? 前にも書きましたが、この疑問へのいい答はなかなか見付かりません。
それならと今回、タロのサイトに、老犬がんばれ台帳なるものを開設致しました。10歳以上の、犬種を問わず、国を問わず、どなたからでもメールで連絡を頂ければ、このミニデータベースに載せて公開するというものです。

このページを開いて頂くと、その時点での犬達の現在年齢が表示されるようになっていますが、これは私が老骨を鞭打ってグレゴリオ暦とJava Scriptとを勉強したものです。いかんせん、今までに登録された犬種を見ると、タロとの繋がりから今のところ秋田犬が多いのですが、願わくば満遍なく色々なワン君達に登場して欲しいと思っています。

そして更に願わくば、吾がタロの年齢欄がいつまでも茶色の数字(死亡すると黒字で、固定した数値になってしまいます)であって欲しいのです。

秋の夜長はこうして文章を書くのにいいですね。でも、居間からドデーンと物音がします。立ち上がって、また座って、ヨロヨロだからその音が大きいのです。「お父さーん、さあ居間に布団を持って来なよ、もう寝ようよ!」。タロがそう言っているのです。

(愛知県 T.Iさん Ext_linkTaro’s Home Page )


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