インドの狂犬病対策

インドの狂犬病対策

インドは狂犬病発症国として世界最悪水準である。野良犬の数は10万匹とか、狂犬病を対策として野良犬の毒殺処分が発表されたが、愛護団体の反発から不妊手術を実施することになった。
これで、狂犬病の発症を少しでも減らせるのだろうか?(2008/3/8)(LIVING WITH DOGS)


野良犬10万匹の毒殺処分を撤回、反発受け インド

インドの通りにたむろする野良犬スリナガル――インド北部ジャム・カシミール州スリナガルの市当局は7日、狂犬病対策として打ち出していた市内の野良犬約10万匹の毒殺処分を撤回、代替策として不妊手術を実施すると発表した。動物愛護団体などからの反発を踏まえた措置。
市内にはいかいする野良犬のうち、7日までに約500匹が毒殺されたという。不妊手術には連邦政府の環境省、動物保護団体も協力する。
インドにおける狂犬病の犠牲者は世界最悪水準となっており、政府は対策に頭を痛めていた。世界保健機関(WHO)によると、世界では毎年、約3万5000人が狂犬病で死亡しているが、インドにおける死者数は全体の60%以上を占める。
同国には数百万匹規模の野良犬がいるとされる。急激な都市化の波でこの問題は一層悪化していた。
動物愛護団体は、毒殺計画に対し法的な対抗措置もちらつかせていた。
(2008/3/8)(CNN記事より)



野良犬10万匹を毒殺処分へ、狂犬病対策で インド

インド北部ジャム・カシミール州スリナガルの市当局が6日、狂犬病対策として、市内の野良犬約10万匹を毒入りのエサで処分すると発表した。この対策に、動物保護団体は違法であり残酷過ぎるとして、法的な訴えを検討している。
世界保健機関(WHO)によると、世界では毎年、約3万5000人が狂犬病で死亡しているが、インドにおける死者数は全体の60%以上を占め、世界最悪の数字となっている。狂犬病の原因として、野良犬が挙げられている。
スリナガル保健当局の医師は、野良犬は市の大きな問題となっており、人間に危害を与えていると指摘。すでに、処分用の薬物を発注し、10万匹の処分を目標にしていると述べた。
一方、動物愛護団体は、これは虐殺だとして、計画の差し止めを求めて法的に訴える構えを見せている。スリナガルの動物保護団体は、「もしも計画を実行するなら、市当局を訴える。毒殺は、動物虐待の防止に反する。特に、使われる薬物ストリキニーネは、イヌを非常に苦しめる」と批判している。(2008/3/7)(CNN記事より)

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