犬と暮らし (1)観光地に携わる人の認識の低さに落胆
観光地に携わる人の認識の低さに落胆
愛犬が襲われるの記事を読んで・・・、私も先日同じような経験をしました。ちなみに私は相手の犬には噛みつきませんでしたが。どのような経緯だったか、と申しますと。
ステイウィズドッグから検索して、山中湖カーロフォレスタ・エルフォに行って参りました。
お宿自体はとてもすばらしかったのですが・・・、ホテル到着前に 山中湖で排泄を含めた散歩をさせ、その後、駐車場の柵に短くリードを 繋ぎ持参した水を与える用意をしていました。
すると、どこからともなくゴールデンリトリバーが走って来ました。もちろん飼い主は側にいません。
知らない犬同士なので喧嘩にでもなったらと思い、急ぎゴールデンの首輪を持ち、来た方向へ誘導して追い払いました。
なにせ、私の犬はみなメスですが、ボルゾイ2頭とアフガン1頭です。しかも、こちらは短く繋いであります。
身動き出来ず、いきなり知らない大きな犬が近づけば、パニックから攻撃に出る可能性もあります。
ところが事はそれでは済みませんでした。
最初走って来たゴールデンは攻撃性の高い犬ではありませんでしたが、 その後、もっと大きなグレートピレニーズがノーリードでバウバウ言いながら突進してきました。これには唖然とし、かなりな恐怖感に襲われました。
大急ぎで、アフガンとシャイなボルゾイを車に載せ、次にもう一頭の比較的おっとりしているボルゾイ、リエータを載せようと思ったとき、既にピレニーズと先ほどのゴールデンはリエータの側にいてリエータの匂いを嗅いでいました。
ピレ・ゴールデンともオスで、幸い家の犬は避妊してありますので、それ以上しつこくされることもなく、リエータも無事車へ載せる事が出来ました。
その後、判明したことですが、その2頭は山中湖のボートハウスの犬で、狭い外の檻に閉じ込めて飼育していて、散歩の際は放しているそうです。
観光地はお客さんが来てこそ、成り立つ土地柄です。貸しボートという観光に携わる仕事をしていながら、あまりにも無責任な飼い方に落胆しました。もちろん、役場に行き、その旨を話しました。
「犬たちの処分を求めているのではなく、きちんと飼い主を指導してください」、と。
飼い主にとって怖くない犬でも、犬嫌いな人、例え犬好きな人でも知らない大型犬は怖いものです。
人に迷惑や不安を与えない様に、各々飼い主が配慮してこそ、犬の社会的地位が向上するのではないでしょうか?
少し前に起きた、グレートデンの事件を思い出し、きちんと責任・面倒が見れない人には、販売しないあるいは、以後犬の飼育は禁止して欲しいと切望してやみません。
みなさんもそう思いませんか?
(2008/4/13)(犬専門学校講師・ライター・NPO法人JAHDスタッフ 友納由美)