盲導犬と共に教壇に

盲導犬と共に教壇に

視覚障害を持つ教師が、普通中学の教壇に復職しました。目が見えなくなって自暴自棄になった時期もあったそうですが、盲導犬マーリンと共に教壇に立ちます。
障害を持っているから出来ないではなく、障害があるからこそ伝えられる教育があると思います。子供達は先生の一生懸命な姿を見習うでしょうし、マーリンといつも一緒の先生を通して、動物愛護の心も育って行くでしょう。(2008/4/14)(LIVING WITH DOGS)


全盲の教師、盲導犬と普通中学の教壇復帰へ
 
「夢を持って努力することの大切さを伝えたい」と話す新井さんと盲導犬のマーリン 網膜はく離で視力を失った全盲の教師新井淑則(よしのり)さん(46)(埼玉県皆野町)が15日、盲導犬マーリンとともに埼玉県長瀞(ながとろ)町の長瀞中学校の教壇に立つ。

普通小中学校の全盲教師は県内初で、全国でも10人に満たない。新井さんは「やっと夢がかなった」と喜びをかみしめている。

新井さんは中学の国語教師としてサッカー部顧問も務めていたが、1988年に網膜はく離を発症し、右目を失明。95年には左目も光をわずかに感じる程度になり、休職した。

「目が見えないのに何ができるんだ」と自暴自棄になり、半年ほど家に閉じこもった。3人の子どもとも疎遠になり、一時は自殺も考えた。夫の姿を見かね、中学教師の妻真弓さん(44)は様々な分野で活躍する視覚障害者の情報を集めた。その中に、普通高校で教える視覚障害者がいた。

「もしかしたら復職できるかも」。かすかな希望を頼りに、半信半疑でリハビリを始めた。99年に秩父養護学校に復職し、2004年から県立盲学校で教えていたが、中学校に戻りたいとの思いは日増しに募った。

全国視覚障害教師の会(東京)によると、視覚障害の教師が普通小中学校で勤務すると、補助教員が必要になる場合が多く予算もかかるため、受け入れる自治体が少ないという。
新井さんは県教委や県議会に要望する一方、依頼されて小中学校で講演し、自らの体験を語った。講演を聴いた長瀞町長が「ぜひうちに」と手を挙げ、長瀞中への赴任が決まった。

新井さんの教科書はすべて点字。試験の採点などは同僚の協力を得るが、授業は原則的に1人で受け持つ。新井さんは生徒一人ひとりの声を録音して覚えるつもりで、「人の優しさや思いやりを身をもって伝えていきたい」と話している。(2008/4/14)(読売新聞記事より)

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