アメリカのシェルターの犬達

アメリカのシェルターの犬達

昨年、オレゴンのポートランドに行ったおりに、オレゴン・ヒューメイン・ソサエティを訪問しました。きれいなゆったりとしたシェルターにいる犬達はみんな里親さんを待っていました。おおよその犬達が新しい飼い主さんと出会って幸せな生涯をおくれます。
オレゴンはアメリカでも動物愛護の進んだ州で、その中でもOHSは最高の愛護団体です。見事と行って良いほどのレベルなんですが、ここの犬達は、主に飼い主が飼育を続けられなくて持ち込んだ犬ですが、その犬種はというと、ロットワイラーMIXやピットブルMIXが多かったのには驚きました。アメリカの人気犬種の縮図なんでしょうかね。

アメリカ全土で見てもロットワイラーMIXやピットブルMIXのような大型の黒い犬、ちょっと怖そうな犬達が持ち込まれているそうです。

日本でもたまにこのような闘犬種と言われる犬を家庭犬として育てている人もいます。
以前、トレーシーと麻布十番をお散歩している時に車の横から突然、ピットブルが出てきて驚いたことがありました。リードには繋がれていましたが、あまりにも突然のことで、何でこのような場所にピットブルが?と疑問に思いました。
残念ながら、性格が良くておとなしいピットブルかも知れませんが、はじめて会った人は怖そうな姿に驚いてしまうことは致し方ないと思います。

アメリカ全土の犬の殺処分数は、日本の比ではないのですが、このような犬達が処分されているのでしょう。各地のシェルターには、このような犬達がいつも残ってしまうそうです。(2008/4/17)(LIVING WITH DOGS)


だれか引き取って――「黒い大型犬」、シェルターで不人気

捨て犬などを保護する米国各地の動物シェルターで、「ビッグ・ブラック・ドッグ(大きな黒い犬)現象」と呼ばれる傾向が目立っている。黒っぽい大型犬は引き取り手が見つかりにくく、ついには処分されてしまうケースも多いという。

カリフォルニア州オークランドに住むエーロン・ジョーンズさんの愛犬ゴーザーは、黒いロットワイラー系の雑種。散歩に出かけると、すれ違う人は皆、道の反対側によけたり、子どもを抱き上げたりする。「とても穏やかな性質なのに、黒くて大きいからというだけでこわがられてしまうようだ」と、ジョーンズさんはため息をつく。シェルターでジョーンズさんに引き取られるまで、ゴーザーには飼い主がなかなか現れなかったという。

黒い大型犬が嫌われる現象について、全米規模で調べた統計は今のところ見当たらない。だがたとえば、アーカンソー州ロジャーズのシェルターでは、先月処分された引き取り手のない犬14匹のうち、13匹が黒い大型犬だった。

シェルター関係者らによれば、黒い大型犬には「こわい」というイメージがつきまとう。古くは自身のうつ病を「ブラック・ドッグ」と呼んだ英政治家ウィンストン・チャーチルや、近年のベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ、映画「オーメン」などに登場する「黒い犬」の影響を指摘する声もある。色のせいで表情が分かりにくく、さらにインターネットなどに掲載する飼い主募集の写真も、うまく写らないことが多い。また、この種の犬は一般に多産で、子犬が余ってしまう傾向にあることも、問題に拍車をかけている。
一方、この現象を専門に扱うウェブサイト「ブラックパールドッグズ・コム」では、「どんな家具や服装にもマッチします」「汚れが目立ちません」「アクセサリーが似合います」――と、黒い大型犬ならではの長所を挙げて、ペット愛好家への「売り込み」に務めている。(2008/4/13)(CNN記事より)

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