アフリカのサバンナの獣の獣医
アフリカのサバンナの獣の獣医
昨晩TVで「情熱大陸」を何げなく見ていたら、素晴らしい獣医師の紹介があった。滝田明日香獣医師である。
サバンナのあちこちに点在する住居を巡りながら、飼い犬に混合ワクチンと狂犬病ワクチンを打っていく。
犬のディステンパーが野生動物に感染し多くの動物が被害を被ったことがあったそうだ。
またディステンパーの流行の兆しがあるとのこと、広い地域を滝田獣医師は車で移動しながら実施していく。
原住民は、飼い犬に優しく接しない。彼女がワクチンを打とうとすると、飼い主は犬の首を絞めて言うことを聞かせようとする、滝田獣医師は「首を絞めないで」と何度も言う。
恐怖感を持った犬に注射をすると危険であることは当然ながら、来年は絶対に打たせてくれない。
アフリカは狂犬病発症で何人もの子供が命を落としている。
滝田獣医師は自らが馴れない犬、恐怖心を持っている犬に注射をしていく、もしもその犬が狂犬病に罹患していたらと思うと驚異的である。
狂犬病は恐ろしい病気なのである、発病したら必ず死に至る。滝田獣医師の勇気と責任感がなせることなのであろう。
そんな素晴らしい獣医師がいて何かとても嬉しかった。でもご自身の命を大切に!
ところで、日本は半世紀、犬の狂犬病発症はない。しかし狂犬病予防接種が義務づけられているが、実施率はどんどん落ちているのが現状である。
日本の周りの国々は狂犬病発症国であり、いつ狂犬病が再発してもおかしくない。
(2008/4/28)(LIVING WITH DOGS)