日本中鹿が増えている
日本中鹿が増えている
日本全国で鹿が増えています。北海道では蝦夷鹿が幹線道路を歩いていたり、年々鹿が増えていると北海道旅行をした方から聞いています。
山梨県も昨年、一昨年ごとに鹿の群が大きくなっているように思えます。大泉から清里高原大橋を渡ると、左の牧草地にはいつも鹿の群がいます。家の近くで大きな雄鹿に出会った時はあまりの大きさに驚いたものです。雌鹿と子供の鹿の群がわが家の近所をいつも横断しています。
清里は禁猟区ですが、線路より上は保護区でもあり鹿の群が闊歩しているんですね。この地域の鹿は人にはまったく馴れていませんので人に危害を加えることはありません。しかし、鹿による樹木の被害が問題視されています。
増えすぎた鹿をある程度駆除し、その肉を有効に利用しようという試みも北海道や長野県では始まっています。
その日本鹿ですが、奈良と宮島には、神様とされている鹿が人と共存しています。
奈良公園の鹿はゆうゆうと人の側にいても驚かず、こんなに近くで野生動物を観察できる素晴らしい環境だと思います。
ところが、宮島の鹿はなんと餓死寸前とのことです。
全国的に増えてしまった鹿と、宮島の鹿を同等に見てはならないと思うのですが。
なぜならば、宮島の鹿は人が介入して餌を与え飼い慣らした鹿だからです。宮島の鹿が増えたのは、自然のままに繁殖し増えてしまったからです。人は鹿の繁殖を去勢することでコントロール出来ます。
餌を与えず、餓死するのを待つような施策は動物愛護国が行うことではないでしょう。
日本で野生の鹿と人が共存する宮島、餓死する鹿を出さないで欲しいと思います。(2008/5/22)(LIVING WITH DOGS)
飢える鹿 -世界遺産宮島より-
宮島の鹿を救え 署名 オンラインサイト