四川大地震で被災ペット
四川大地震で被災ペット
四川の地震は未曾有の被害を出し、6万人を超える死者が出ています。亡くなった方々、被災者となられた方々には心を込めてお見舞い申し上げます。
地震後、ペットだった犬達は飼い主が被害に合い放浪していたり餌のない状態が続いているそうです。飼い主が瓦礫の中にいるのかその近くから離れない犬がいるそうです。
人でさえも充分な食料もない不衛生な被災地での避難生活です。そんな環境で犬達は野良犬化し小さな犬を襲ったり、人を襲ったりとしているそうです。
中国には狂犬病発症の脅威があります。このような状況ではまた狂犬病に感染する人も増えてしまうでしょう。
【病院関係者によると、地震後は犬にかまれて来院する人が毎日数人おり、年配者と子供が多いという。狂犬病が広がる恐れもあるが、市内の各病院で狂犬病予防ワクチンはすでに品切れの状態という。ある女性医師は「心配なのは、狂犬病の知識がなく、犬にかまれても来院しない人たちだ」と語った。】(産経ニュースより)
人の救助でさえも充分に行き渡らない状況下で野良犬を撲殺するべきとの意見もあるようです。
悲しいかな、まずは人の救助を優先するするしかないのでしょう。しかし、一方でインターネットによる被災ペット救援の募金活動が始まっているそうです。
日本が動物愛護で協力できる出来ることと言えば、狂犬病ワクチンを少しでも中国に送ることでは思うのですが。
残念ながら、詐欺的な募金活動もあるようですので、当サイトではまだ紹介を避けたいと思います。(2008/5/27)(LIVING WITH DOGS)