障害者と捨て犬

障害者と捨て犬

アメリカにあるグリーンチムニーズは、心に傷を持った子供達が野生動物の世話をしながら治療する施設である。動物の世話を通して心を癒し、問題行動のある子どもたちが実際に罪を犯したり、非行に走ったりするまえに介入する、予防的な治療施設として位置づけられている。

富山県で行き場のない捨てられた犬と共に農作業を通して障害者の社会参加を促す組織が出来るらしい。

障害者の心を癒すには確かに犬とふれあうことで効果は期待できるが、主宰者の責任は大きい。
捨て犬の保護とトレーニング、障害者の障害の程度など、様々な課題があるからだ。中途半端な運営は、人も犬も不幸を招くと思うのだが。管理者及びスタッフは医師、犬の訓練士、獣医と揃えて欲しい。うまく運営できるよう頑張って欲しい。(2008/6/22)(LIVING WITH DOGS)


障害者と捨て犬がふれあう団体設立

富山市内の有志が今月、退職者や障害者が農作業をして、さらに捨てられた動物とふれあうことで、社会に溶け込めるようにする団体を設立した。今後、県にNPO法人の申請を行う予定だ。発起人らによると、捨て犬を活用したボランティア組織は県内初で、全国的にも珍しいという。有志らは、「行き場のない犬と障害者がふれあうという初めての試み。全国のモデルケースにしたい」と話している。

設立したのは、富山市のボランティア団体のO代表と、塗装店経営のOSさんら3人。

今月初め、富山市大沢野地域の畑を借り、無農薬でサツマイモを植えるなど事業を進めている。すでに動物福祉団体と連携することで合意し、障害者団体にも参加を呼びかけている。

計画では、障害者ら5人程が通いながら畑で農作業を経験。畑には捨てられて行き場のない犬を放つなどして、ふれあいを進める。

長年、ボランティアで心身に障害がある人のリハビリ治療にセラピー犬を活用する活動を続けてきた代表も、重度の視覚障害や内臓疾患を抱えていた際、飼い犬に支えられた経験を持つ。

0さんは「障害者は、学校を卒業後、行き場所がないケースが多い。これまで自分も支えられた犬とともに、障害者の集える場所を作りたかった」と話し、退職者にも参加してもらい、一緒に会を運営してもらいたい意向だ。

また、OSさんは富山市内で塗装店を経営しているが、畑仕事とは別に、障害者が塗装店の仕事に向いている場合には、仕事に就いてもらい、自立生活を促したいという。

NPO法人の名前についても公募で決定し、運営に携わるボランティアも募集している。(2008/6/22)(読売新聞記事より)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ