土佐犬による殺傷事故
土佐犬による殺傷事故
あってはならない事故がありました。飼い主さんが飼い犬である土佐犬に咬まれ亡くなりました。
なぜ、この犬は飼い主を咬んでしまったのでしょう。闘犬種でも飼い方に寄っては優しい家庭犬となります。亡くなった方には心よりご冥福をお祈りします。
しかし残念なのは、飼い方に問題があったのではと思えてならないのです。
毎日、犬とお散歩をしながらコミュニケーションを取っていたのでしょうか?犬と人は喜びや悲しみを分かち合えます。そんな関係を築いていたら、こんな咬傷事故にはならなかったのでは?檻が広いから散歩に連れて行かなくても良い?ということではないでしょう。犬だってストレスがあります。いつもひとりぼっちで檻の中に閉じこめられていたら、たまに来てくれた飼い主さんに文句の一つでも言いたくなるでしょう。お散歩行こうよって、じゃれたつもりが咬んでしまったのでしょうか。
この土佐犬の雄は今後どうなってしまうのでしょう?世話の出きる人は家族ではもういないでしょう。飼い主を咬んで死に至らしめた犬を誰か保護して飼えるのでしょうか?
犬を飼おうとしたらこのような檻での閉じこめた飼い方となります。犬と共に暮らせば、犬は人を咬まないでしょう。(2008/6/23)(LIVING WITH DOGS)
<土佐犬>飼い主の男性、かまれて死亡 福岡
23日午前8時45分ごろ、福岡県水巻町伊左座5、同町職員、Nさん(57)が、自宅の犬のおりの中で、飼っていた土佐犬にかまれて倒れているのをNさんの父親(81)が見つけた。助けようと中に入った父親も顔と腕をかまれた。近所の家で工事中に騒ぎに気付いた建設業者2人が、Nさんと父親をおりから救出した。Nさんはのどなどをかまれて死亡し、父親は重傷。2人も軽傷を負った。
福岡県警折尾署の調べでは、この土佐犬は4歳の雄で、体高約1メートル、体長約1.2メートル、体重約50キロ。04年ごろ、保健所に登録されているという。表玄関付近の縦3.5メートル、横4.5メートルで、上部も囲われたおりで飼われていた。
Nさんの死因は外傷性ショック死で、全身を複数カ所かまれていた。遺体の状況から、永沼さんは発見の数時間前にかまれていた可能性があるという。当時の状況を詳しく調べている。(2008/6/23)(毎日新聞記事より)