人のあくび、犬に伝染?(英国)
人のあくび、犬に伝染?(英国)
おもしろい記事を見つけました。英国の科学者によって、人のあくびが犬に移るとの研究発表があったそうです。
人の欠伸は、眠い時とか、疲れた時とか、空気が薄かったり、飽きた時とか、緊張した時などにおきますよね、まだまだ原因はあると思いますけど。
数人が一緒にいる場で、1人が欠伸をすると他の人に移ったりします。人間とチンパンジーはあくびが移ることが判っているそうです。
ところで、犬のあくびって、犬のボディランゲージであるカーミングシグナルの一つであると言われていますよね。
犬があくびをするのは、不安に思っているとき、ストレスを感じている時、相手に落ち着いて欲しい時、だったと思います。
まあ、その犬によって、表現は異なりますから、すべての犬が同じ意味であくびをするとは思いませんが、確かになるほどと思える場面があります。
もしも人のあくびが犬に移るとしたら、カーミングシグナルにもう一つあくびの意味を増やさなければなりませんね。
「人に共感しておつきあいであくびする」と。
わが家の犬達のあくびを観察すると、「眠いよ〜」、「つまんない」、とお父さんのあくびにつられて思わず出るあくびが何となく一番合っているように思うのですが。(2008/8/6)(LIVING WITH DOGS)
人間のあくび、犬にも「伝染」することが判明=英研究
人間のあくびが犬に移ることが英国の研究で明らかになった。これにより、犬にも初歩的な他者に共感する能力がある能性が示された。英国の科学者らが6日発表した。
あくびは多くの動物で見られるが、他者があくびしているのを見てあくびが引き起こされる「移るあくび」についてはこれまで人間とチンパンジーでしか確認されていなかった。
ロンドンのバークベック・カレッジの研究員、千住淳氏らが専門誌に発表した記事によると、調査した29匹の犬のうち72%が人間のあくびを見た後にあくびをした。この行為から、犬は人間の社会的な「合図」を察知する能力に長けていることが示されたとともに、犬の「共感する能力に関連している」可能性があるとしている。(2008/8/6)(ロイター記事より)