ペットの葬儀トラブル
ペットの葬儀トラブル
NHK特報首都圏「トラブル続出!ペットの“お葬式”」を見て
ペットと暮らす人が増大し、愛するペットを亡くした方たちは、手厚い葬儀を行うようになってきました。
LIVING WITH DOGSのアイテムショップ登録にはここ数年、葬儀関係の登録が増えてきています。
地方の広い家では、自宅の庭に埋葬したり出来ましたが、現代の住宅環境では自宅に埋めることは不可能となりました。
人の為の火葬場も、住宅地にある火葬場は地域住民の反対を受けて移転を迫られています。また、新しく火葬場を建築するのに海の上の船で火葬場をと言うような構想もあると聞いています。
ペットの葬儀(火葬)は、これまで全くと言って良いほど規制がありませんでした。
しかし近年のペット人口の増加から、トラブルが増え、各行政が地域毎に規制を作り始めましたが、それは強制力を持った規制とは言い難いようです。
東京でのこと、我が家のご近所の話しですが、「愛猫が亡くなり、インターネットで探した移動可の火葬車で弔ってもらうことが出来た」と家族の皆さんが嬉しそうに語っていました。確かに、国道沿いに小さな白いワゴン車がちょっと煙を出してはいますが、まさか火葬車とは見えない車で、お骨拾いも家族全員で出来て良かったそうです。
都会に住む飼い主さん達にとっては、このような移動火葬車はとっても便利な葬儀だと思いました。
この移動火葬車でもトラブルが出るようになっています。移動火葬業者にトラブル増
ところが、このような火葬車を移動ではなく、固定で使用している業者があるとのこと、火葬時の温度の状況から臭いや煙が出て、地域環境を害し、住民から苦情が耐えないのだそうです。
トラブルのないペットの葬儀社の紹介もありました。
一つは、人用の火葬炉を何億もかけて設備し、直接、外から見えないよう配慮し、廻りの地域住民とも常に良好な関係を保っている霊園です。
また、火葬場が住宅地にあったある葬儀社は、住民からの反対を受けて思い切って郊外に移転しオープンしました。その結果、地域住民からの苦情もなくなり、広い環境の素敵な霊園となり、年間の葬儀件数も格段と増えたそうです。
愛犬と暮らす私たちは、いつか来る愛犬との別れの時、どのような葬儀社を選ぶかも考えておかなければなりませんね。
この番組の最後に、帯広畜産大学教授、吉田眞澄氏の言葉、「墓参りに行って、地域から温かい目で見られる墓地で愛するペットのお参りをしたいですよね」(2008/9/19)(LIVING WITH DOGS)
特報首都圏「トラブル続出!ペットの“お葬式”」
空前のペットブームが続く中、住宅地でペットの葬送をめぐるトラブルが続出している。ペットを家族同様に弔いたい人が増え、ペット霊園や火葬場が急増、近隣住民との深刻なトラブルになっているのだ。その背景には人の墓地や火葬場には法規制があり、行政の許可が必要だが、ペットに関しては規制する法律がないことがある。自治体の中には規制する条例を定めるところも出始めている。ペットと市民の暮らしをどう共存させるか、住宅地で新たに発生した社会問題の解決策を探る(2008/9/19)(NHKサイトより)