東京にタヌキが増えたのは動物愛護運動の結果?

東京にタヌキが増えたのは動物愛護運動の結果?

「東京・永田町には横断歩道を夜な夜なタヌキが渡っていく。」

朝日新聞日曜版の書き出しに、興味をそそられて読んでみました。麻布狸穴(あざぶまみあな)は永田町からも至近ですが、狸穴は、その昔タヌキが棲息していたので、その名が付いたと言われています。

永田町のタヌキは政治家の事を言っているのではなく、本物のタヌキの姿が見られると言うことです。朝日新聞には赤坂の居酒屋のゴミ箱に頭をつっこんでいるタヌキを見たそうです。

以前、TVのニュースで、地方都市の民家の庭にタヌキが現れ、毎日通ってくるという話題がありました。

都会にタヌキが出没するようになったのは、15年ほど前から(90年代半ば)だそうです。
「明治神宮や新宿御苑などの緑地、開発されなかったがけを利用して、しっかり生き延びたのでは」とのこと、このタヌキ達、狸穴にいたタヌキの生き残りのようです。

タヌキが東京で見られなくなった時代は、なんと野良犬が都内を闊歩していたからだそうで、犬が嫌いなタヌキは犬のいる場所には近寄らないそうです。

昭和の時代には、まだ野良犬や放し飼い状態の犬が多くてタヌキが姿を見せなくなったのだそうです。

そして、15年ほど前からタヌキ目撃情報が出てきたと言うことは、「野良犬がいなくなった。放し飼いの犬がいなくなっった。室内飼育される犬が増えた」と言うことで、東京の動物愛護の進化と共にタヌキが増えたということが言えるのではないでしょうか。
ちょっと嬉しい話の展開だと思いませんか?

都心のタヌキ達は雑食で餌にも困ることなく、子育ても家屋の床下を利用したりと快適に暮らしているようです。(2008/9/22)(LIVING WITH DOGS)

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