地域に貢献する犬と飼い主になりましょう

地域に貢献する犬と飼い主になりましょう

犬が暮らしの中で当たり前になってきていますが、登下校中の子供達の何者かに連れ去られる事件が後を絶ちません。

子供を持つ親にとって、こんな心配な世の中になってしまうなんて信じられないですよね。

昔の子供達(50年ほど前)は、登下校中に寄り道したり、そのまま友達の家にあがってしまったり、親もそれほど心配もせずに大きくなったように思います。のんびりした時代でしたね。

今や、都会の子供達も、地方の子供達も、登下校中だけではなく公園や、道路でも、不審者から声をかけられるような時代です。親が常に送り迎えをしなければならないのは困った状況ですよね。

地域の子供達を守るには、犬の飼い主さん達が、朝夕行う散歩で子供達を見守ることが出来ます。何も公認されていなくても、子供に目を向けるだけで、また公園に不審者がいないかどうか目を配るだけで効果があると思うんですね。

我が家は、東京にいるとき、トレーシーとお散歩三昧の時期がありましたが、ある小学校の下校時と良くお散歩が重なりました。たくさんの子供達とすれ違いました。学校から八方に帰っていく子供達ですが、数人の子供達とは同じ方向に歩きます。こんなちょっとした時間だけでも、この子達の一瞬を守ってあげられるのかも知れないと思ったものでした。

山に引っ越してから、我が家は子供達の通学路でもありました。朝の通学生はほんの数人ですが、下校時は近くに塾があるので結構増えます。顔を合わせると、子供達に「おはよう」「こんにちは」と挨拶をします。この挨拶が安心感を生みますよね。
また近所の方が鬱そうとした立木で見通しが悪いと、枝落とし、葉落としをして見通しを良くしていました。

さて、地元でお散歩されている飼い主さん、愛犬と共に、是非、子供達の安全を見守りましょう。

滋賀県で、見廻り犬モモちゃんが表彰されたそうです。
(2008/11/14)(LIVING WITH DOGS)


 見廻り犬:モモ、テレルワン 防犯に一役、功労表彰−−彦根・金城学区 /滋賀

彦根市金城学区をパトロールする「金城防犯見廻(みまわ)り隊」(柴田謙隊長)の“見廻り犬”「モモ」が15日、「犬上・彦根地域安全活動・暴力団追放推進大会」で、飼い主とともに防犯功労表彰を受ける。6歳の雌のゴールデンレトリバーで、同隊の「特任隊長」。約5年間、登下校時に不審者に目を光らせ、児童たちの人気ものになった。犬の表彰は初めてで、主催者は犬が喜ぶお土産を準備する。
同市大藪町のYさん(68)の愛犬。05年3月に発足した同隊に入ったYさんが朝夕の散歩時に「モモ」を連れていたところ、児童が喜び、同隊から「モモを隊員に加えては」との声が上がった。モモの巡回は正式な入隊前から通算5年を超えており、特任隊長に昇進した。
出動は、登下校時の午前7時半ごろと午後2時半ごろからの各1時間余り。隊から贈られた黄色の厚地の布(縦30センチ、横20センチ)に黒字で「金城見廻り隊」の刺しゅう入りゼッケンを背中に付ける。自宅から1.5キロほど離れた市立金城小間を送迎したり、パトロールでは不審者を警戒するように周辺を見渡しながら歩く。児童が駆け寄り、「モモ、ありがとう」などと声を掛けると、尾を振って応えている。
犬上・彦根防犯自治会などが主催する同大会の表彰式では、モモに表彰状と骨をかたどった犬のおもちゃなどをお土産に検討中。
Yさんは「人間大好きの性格が見廻り犬に向いているようだ。散歩で地域や子どもたちの安全の役に立てるのがうれしい。みんなに可愛がってもらい、表彰まで受けるとは幸せな犬です」と喜んでいる。
同隊は、住民団体「健やか金城の会」が隊員を募って発足し、隊員は約120人と犬1匹。S隊長は「モモの参加で児童が隊員に親しみを持ってくれ、児童と話す機会も増えた。モモのお陰で隊の認知度も高くなり、危険個所や不審者の情報収集などにも生かせる」と話している。(2008/11/12)(毎日新聞記事より)

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