夜中の犬の吠え声

夜中の犬の吠え声

外飼いの犬と思われるが、現在、私が入院中のリハビリ病院のすぐ隣の家から、毎晩、犬の鳴き声が聞こえる。声の感じでは中型の日本犬のようである。
「悲しい」声の時と、「なんだなんだ!」と騒ぐ声、明け方は「起きろ起きろ!」。ワンワン、キャンキャン、とにかくにぎやかである。

小さな畑があるようで、夜な夜なその畑を荒らしにくる輩がいるのか?どうもその犬は畑の番犬を仰せつかっているようだ、この犬、毎晩、しっかり仕事をしている。

しかし、入院している患者にしてみれば、迷惑千万である。

この家に面した部屋に入院している患者は、およそ、30名弱、みんながみんな眠れないでいるだろうが、誰も文句を言わないのだろうか?とっても不思議なのだが。

私は、東京から来たよそ者だから、堂々と、隣の犬の声がうるさくて眠れないので、どうにかしてほしいと、主治医に訴えた。

寝不足でしっかりリハビリできなくても困るし、血圧が上がったり下がったりとする患者もいることだろう。

夜中の犬の吠え声がご近所の迷惑になる事くらい、どんな地域でも当たり前と思うのだが。

この病院が隣りの住民にどんなふうに犬の件を持ち出すのだろうか。飼い主の責任に置いて犬を静かにさせることは至極当然のことであるが、吠えさせない方法は、「犬を家の中に入れ、夜、外に出さない」ことで夜泣きは解決するのであるが、犬は外というのが当たり前の人にとって家の中に入れることが無理であれば犬は飼ってはならないのである。

こんな犬がうるさくて眠れない病院は、リハビリ病院として優秀な結果を出していても、環境や設備面でのクレームが多ければ、患者も減ってしまうだろう。

まあ、その犬の気持ちを思うと、散歩もろくにしてもらえず、欲求不満で、夜はひとりぼっち、吠えるっきゃないじゃん、とやけくそ状態になっているとしか思えない。
犬の夜泣きの被害者は、この病院の患者ばかりではないだろう、住民が、日頃のうっぷんをはらそうとこの犬にどく餌をなんてことにならないよう、早めに対処していただきたいものである。(2008/11/22)(LIVING WITH DOGS)

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