「忠犬ハチ公」ハリウッド映画に

「忠犬ハチ公」ハリウッド映画に

忠犬ハチ公の物語って皆さんはどんな風に思っていますか?

飼い主亡き後、渋谷駅で飼い主の帰宅を待ち続けた犬、その忠犬ぶりにクローズアップされるんですけど。

私は、最後の頃のハチの放浪を悲しくて見るに耐えません。映画では日本の忠実な犬というイメージで描いていますが、現代に置き換えると、飼い主から放棄された犬、野良犬状態、放し飼い、そして住民から餌を与えられていたけど、焼き鳥の串をそのまま飲み込んで胃の中は傷だらけだったのです。悲しい犬の代名詞「ハチ公」なんです。時代が野良犬でも生きていける状況でもあったのですけど。

子犬の頃は、家の中で教授と共に寝起きして幸せでした。だけど教授の亡くなった後は、今でこそ、虐待とおぼしき待遇なんですね。

もう2度とこんな悲しい犬を世に送り出してはならないんです。

こんなドラマがなぜハリウッドで映画化されるのでしょう。そう言えば日本映画「シャル・ウィ・ダンス」もリチャード・ギアで映画化されましたね。

アメリカ人には、ハチ公はどのように見えるのでしょうか?

よほど洋物の動物文学のほうが忠犬ものとしてもおもしろく人も犬もしっくりくると思うのですが。例えば昔読んだ「戦場の犬」、ジャーマンシェパードと共に戦闘機に乗った兵士の話でしたが素晴らしい犬と人の物語です。

日本人は忠犬という言葉で、飼い主に忠実だった犬として、本当は虐待と評価されてもおかしくない状況であるにも関わらず、美化して語り続けているのです。
まあ、どのような映画になるのでしょうかね。(2008/12/25)(LIVING WITH DOGS)


「忠犬ハチ公」リチャード・ギア主演でハリウッド映画に
 
「HACHI 約束の犬」(配給・松竹)の1シーン 忠犬ハチ公の逸話が、リチャード・ギア主演のハリウッド映画となって“逆輸入”されることになった。
ハチの話を知った映画プロデューサーが「見返りや報酬を求めない無条件の愛が心に訴えかけた」と感動、映画化を思い立ったという。監督は「ショコラ」などの作品で知られるラッセ・ハルストレム。タイトルは「HACHI 約束の犬」(原題 Hachiko A Dog’s Story)。来年8月8日、全国公開される。

飼い主の大学教授が他界した後も、東京・渋谷駅の改札口で帰りを待ち続けたと伝えられるハチ。映画の舞台は米国に置き換えられているが、日本での忠犬伝説をベースにしている。リチャード・ギアは教授役で主演する。配給権を獲得した松竹の映画宣伝部は「ハチ公の話は、大の愛犬家であるリチャード・ギアら、スタッフの心を揺り動かしたと聞いている」と話す。
ハチは秋田県大館市で生まれた秋田犬だが、地元の秋田犬保存会によると、会員に発行される血統書付きの登録数は、1972年の4万6000頭をピークに、現在は2300頭程度にまで減っている。保存会の長谷部明夫事務局長(61)は「映画を通じて『世界の犬種』になれるのがうれしい。秋田犬を広めるチャンスになれば」と期待している。(2008/12/19)(読売新聞記事より)

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