アイコンタクトしてますか?
アイコンタクトしてますか?
愛犬のしつけ真っ最中の飼い主さんは、愛犬の目をしっかり見つめるアイコンタクトを行っていると思います。
お散歩中は横についた愛犬と見つめ合いながら歩く、遠くに座らせて見つめ合って良し来いと呼んだり。
アイコンタクトをする事で愛犬と意思の疎通が図れるのを実感している飼い主さんは多いと思いますが、見つめ合うことで人と犬の間の絆が強まるそうです。
当然だと思うのですが、研究グループが確認したそうです。(2009/2/19)(LIVING WITH DOGS)
見つめ合いでホルモン上昇 人と犬、きずな強める
愛犬に見つめられると、相手への信頼感やきずなを強める働きのあるホルモン「オキシトシン」が飼い主の体内で増加することを、麻布大と自治医大の研究グループが24日までに確認した。
オキシトシンは、哺乳(ほにゅう)類の母子関係や夫婦のきずな形成に関係しているとされるが、異種間での作用が確かめられたのは初めて。「見つめる」という行為がオキシトシン増加を招くことについて永沢美保・麻布大助教(比較認知科学)は「『目は口ほどに物を言う』と言われるが、人間と犬の間でも視線が重要なのだろう」と話している。
研究グループは、55組の飼い犬と飼い主で実験。室内で1組ずつ、30分間触れ合ってもらい、実験前後の飼い主の尿に含まれるオキシトシンの濃度を測定した。
すると、事前アンケートで犬との関係が「良好」と判断された飼い主13人では実験後に濃度が大きく上昇したが、「普通」の42人では変化が無かった。良好群の実験後の濃度は、普通群の約1.5倍と高かった。
良好群の実験を撮影した映像を分析すると、犬が「遊ぼうよ」と飼い主を見つめたのをきっかけに交流した回数が多いほど、実験後の濃度が高くなっていた。
一方、犬に顔を見せないよう飼い主が壁を向いたまま触れ合う実験では、55組すべてで濃度変化は表れなかった。(2009/1/24)(共同通信記事より)