犬の幼稚園
犬の幼稚園
かつて我が家に故トレーシーが来たばかりの頃(1992年)は、しつけ教室は東京で2ヶ所だけしかありませんでした。
世田谷の砧公園で毎月行うしつけ教室に愛犬と共に参加して、飼い主同士の友好も深まってとっても楽しい時期を過ごしたことを思い出します。
その後、犬のしつけ教室は日本中に出来ました。LIVING WITH DOGSでメーリングリストを開催していたときに、アメリカやカナダではキンダードッグガ−デンという犬の幼稚園が存在すると話題があがりました。朝、仔犬を幼稚園に預けて夕方お迎えに行くと言うものでした。
そして日本も徐々に動物病院でまだ幼い仔犬を集め、飼い主さんと一緒に社会化のお勉強やしつけのさわりを教えてもらえるようになってきました。ものすごい進歩ですよね。
まあ、このような進歩的なしつけ教室は都会にしか無いのですが、まだまだ地方では犬のしつけって何?くらいの認識しか無いのが実態ですけど。
神戸にまさに犬の幼稚園が出来たそうです。(2009/2/19)(LIVING WITH DOGS)
飼い主安心の「犬の幼稚園」、阪急西宮ガーデンズに
西宮市に、「犬の幼稚園」がお目見えした。朝は“お母さん”と一緒に登園し、先生や友達とお遊戯や昼食、お昼寝で集団生活を学ぶ。夕方にはお母さんがお迎えに。ペットをわが子同様にかわいがる人のほか、仕事で日中は家を空ける飼い主からも注目を集めている。
阪急西宮ガーデンズ内に、一月オープンした阪急ハロードッグ幼稚園。午前十時から午後六時まで、お遊戯や生活マナーの訓練、昼寝など、ヒトの幼稚園や保育所と同じようなカリキュラムが並ぶ。現在の園児はトイ・プードルやヨークシャーテリアなど六匹。料金は小型犬で週3回73500円から。
「シット(お座り)!ステイ(待て)!」。トレーナーの指示に、じゃれて走り回っていた犬たちが、ぴくっと立ち止まる。集まって一瞬じっとするが、やんちゃ盛りだけに、また走りだす。トレーナーはこれを繰り返しながら、さまざまなルールを教え込む。
わがままで、きかん坊だった生後6カ月のトイプードル「みそかつ」くんは、数回の通園で「お座り」も「伏せ」もマスターした。大阪に住む飼い主のSさん(46)はここに通わせるため、彼を西宮の実家に下宿させている。「仕事に出ている間、預かってしつけをしてもらえて大助かり。言うことも聞くようになったので、一緒にお出掛けできる」と喜ぶ。
厚生労働省の調べでは、全国の犬の登録頭数は2007年度で約674万。国内ではヒトの出生数が下がるのと反比例して、毎年20万匹ペースで増えており、10年前から30%も増えた。最近ではペットが飼えるマンションも増えるなど住環境が整い、さまざまなペット向けのサービスも生まれている。
犬のしつけ教室は以前から各地にあったが、最近は阪急ハロードッグのように「幼稚園」を名乗るところも多い。このネーミングも、犬を「うちの子」と呼ぶ飼い主たちの琴線に触れたようだ。(2009/2/14)(神戸新聞記事より)