狂犬病の驚異

狂犬病の驚異

日本では近年、海外旅行中の人が犬に噛まれ、帰国後発症した例がありますが、日本に住む犬が狂犬病を発症した例は半世紀以上ありません。ただ、犬だけに狂犬病があるわけではなく、エキゾチックアニマルや、コウモリなどからも狂犬病は感染します。輸入される物に潜んでいたり、海外から寄港する船舶に潜んでいた動物から感染する危険性は、全くないとは言い切れません。

狂犬病は感染して発病したら必ず死に至ります。決して過去の病気ではなく、日本は発症がないからと言って愛犬の狂犬病予防接種を怠ってはなりません。狂犬病予防接種の時期が来ましたら必ず接種しましょう。

アフリカ、アンゴラで狂犬病が拡大しています。(2009/3/15)(LIVING WITH DOGS)


アンゴラで狂犬病、子供83人が死亡 被害拡大の恐れ

アフリカ南部アンゴラで狂犬病の犠牲者が増加し、首都ルアンダでは過去3カ月で少なくとも子供83人が死亡した。世界保健機関(WHO)が報告した。さらに被害が拡大する恐れが高いという。
WHOの狂犬病専門家によると、最初の被害者が確認されたのは昨年12月だった。死者10人を確認し、すぐに保健当局へ、野犬管理などを要望したが、なんの対策も取られず、被害が拡大しているという。
ルアンダ住民のほとんどは、野良犬が歩き回るスラム街で暮らしている。イヌに噛まれて感染することがほとんどのため、政府当局などが野良犬対策を実施する必要があると訴えている。
狂犬病の予防にはワクチン接種が有効だが、一般家庭にとっては高価なため、接種率が低いことも問題になっている。
WHOによると、狂犬病による死者は世界で年間約5万5000人を超えており、このうち95%がアジアとアフリカの発展途上国で発生している。 (2009/3/13)(CNN記事より)

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