アメリカ版 犬捨て山?

アメリカ版 犬捨て山?

動物愛護の進んでいるオレゴン州で200頭以上の放棄がありました。アメリカ版「犬捨て山」か、身勝手な飼い主によりたくさんの犬達が集められ、そのあげく、放棄しています。
アメリカでも最も動物愛護運動の進んだオレゴン州だから保護、アダプションという道が設定されましたが、おそらく他の州であったら殺処分となってしまうケースでしょう。
飼い方は放し飼い、トイレのしつけもしていない、まったくの野放し状態の犬達です。果たしてリフォーミングは可能なのでしょうか?(LIVING WITH DOGS)



200匹の犬の保護

去る13日、米国オレゴン州ポートランドから南東に6時間ほどのBurnsというところで200匹も放し飼いで犬を飼っていた人から行政とアニマルポリスの協力のもと、Oregon Humane Societyが第一弾として125匹を引き取った。
そして翌14日と15日にワクチンや避妊手術を終え、健康状態のよい犬25匹を明日の(木)からアダプションに出すことになっている。

ユウチューブでビデオが見られるが、徐々にこの犬達もWebsiteに写真と説明つきでで仇プションの情報が入る物と思われる。
このような境遇からの犬をアダプトするにあたっての注意事項が書き連ねてあるから。
それを読むと、こんな大変な犬達(食べ物を守ろうとする、トイレトレーニングがまったくできていない、リードや首輪にもなれていない)をアダプトする人が本当に現れるのかな?とマイナス要素が多く、また、このようにきちんと説明されていることに共感も覚える。

今回のBurnsでの差し押さえはオレゴン州で過去最大のケース。
Ted Tellefsonという58歳の男性は1980年代にも90年代にも詐欺容疑で取調べを受けていた。
「犬をかわいがって下さる方に無料で差し上げます」というような広告に応えて無料で譲り受け、自分の土地にどんどん集め、販売可能な犬は業者に売ったりして、それを自称レスキューと呼んでいたらしい。
今回は200匹も貯めこんでおり、その中の60匹は放し飼い、残りはケージの中で飼っていた。
餌は一袋のドッグフードを皆であさらせるというやり方で、ほとんどの犬が栄養不足。
しかしこの男性はHarney郡のシェリフにも同郡の地方検事によっても今のところ起訴されていない。今回は200匹のうち大部分の犬の差し押さえに協力的に応じることで、彼は20匹をキープすることが許されることになるかもしれない。しかしこのような人間は起訴されないかぎりまた同じ過ちを犯しかねないとシェリフは言っている。(2009/3/20)(アメリカ、Y.Mさん)

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