町の動物愛護家が様々な地域で草の根活動

町の動物愛護家が様々な地域で草の根活動

先日の新宿区の雑種犬の里親さん探しでも、改めて地域の方の一人一人の力がかわいそうな犬や猫のための幸せの橋渡しになることを感じました。

日本のような社会では、地域でこつこつと1頭づつ地道に捨て犬猫の里親さんを探してくれるボランティアさんの力が無ければ、やはり真の動物愛護運動は広がっていかないのだと思います。

福岡に、やはりこつこつと1頭毎に幸せの橋渡しをしている人がいました。日本全国にこのような人がたくさんいるんですね。(2009/4/28)(LIVING WITH DOGS)


焼き芋買って犬、猫も飼ってね 中洲移動店舗 引き取り手探し500匹世話

福岡市博多区中洲の歓楽街を移動式店舗で焼き芋を売りながら、捨てられた犬や猫の飼い主を探す、ちょっと変わった焼き芋屋さんがある。近くに住むMさんが営む「やきいもえいちゃん」。小型の屋台に似た店舗では、犬や猫が無邪気にじゃれあったり、眠ったりしてお客に愛嬌を振りまいている。
Mさんは、脳内出血の後遺症で左半身が不自由。生計を立てるため、焼き芋屋を営んで20年になる。休日と雨の日のほかは、夜間に中洲に店を出している。
友人が拾った猫を預かったことをきっかけに、飼い主の一方的な都合で捨てられた犬や猫が殺処分される現実を知り、1993年に小さな命を救う活動を始めた。その手始めとして移動式店舗を作り直した。芋を焼くだけでなく、犬や猫を連れて行けるように小部屋を備えた。
福岡県内の動物管理センターなどから処分寸前の犬や猫を引き取り、焼き芋屋で「生涯、愛情と責任を持って育ててくれる人」を探す。ペットショップへの転売を防ぐため、不妊や去勢手術の実施や成長の定期的な報告を約束してもらうなど譲渡のハードルをあえて高くしている。それでも、これまでに約500匹の世話をできた。
「何の罪もないのに捨てられた命。何とか幸せにしてあげたい」。Mさんはそう言って犬たちの頭をなでた。(2009/4/9)(西日本新聞記事より)

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