Noahのアジリティーに挑戦!(3)

Noahのアジリティーに挑戦!(3)

さて、4週目のレッスンはずいぶんアジリティーらしくなってきました。

部屋の片側の壁にそってハードルを5基同じ間隔で設置し、壁と反対側をベビーゲートのようなもので仕切り、犬が出られないようにします。飼い主は順番に自分の犬のリードをインストラクターのLisaに預け、ハードル5基の終わったところで、犬を呼びます。ハードルの高さはまだ低く1フット(30センチ)です。

初めはシェルテーのFlintでした。Flintはとっても不思議なことに、1,3,5番目のハードルは飛び越えたのですが、2,4番目は下をくぐってしまいました。つまり、5基のハードルを飛び越え、くぐり、飛び越え、くぐり、また飛び越えるという垂直スラロームをやって見せてくれたわけです。皆大笑い!

Noahは2番目でした。私が反対側で“Noah, Come! Jump!”というとピョン、ピョン、ピョンと優雅に飛び越えてきましたが、まだスピード感はありません。LisaはNoahが飛び越える後姿を見て、「今はまだ高く飛び過ぎて無駄があるけれど、2回目からはこんなに飛び上がらないようになるはずよ」と言いました。本当に2回目はもっと要領が分かってスマートに飛べるようになりました。

次にLisaはハードルの間隔を不規則に、そして最後には高さも向きも不規則にして飛ばせました。犬はちゃんとハードルを見て瞬間的に飛び方を判断しなければなりません。今日の出席犬6匹とも上手に越えられるようになりました。犬の距離感や運動能力、障害物を避ける本能は素晴らしいですね!

ハードルの次はDog Walkに挑戦しました。Dog WalkはAフレームに似ていますが板の幅はずっと狭く、それだけに胸幅が大きなラブやゴールデンレトリーバーなどにとっては一般的に苦手な種目だそうです。ボーダーコリーやシェルティの歩き方を見ると、シングルトレース(?)とかいって左右の足を中央のラインに近いところに下ろして歩くのですが、ゴールデンなどはそのような歩き方ではないので板の端を爪でつかみながら登ってしまうという犬もいたそうです。また板幅が狭いので板に対してまっすぐに入ってこないと勢いで落ちてしまうので気をつけるようにとの注意がありました。

ところがどっこいゴールデンのDivaはボーダーコリーのNoahよりもずっと上手にできました。Noahはのぼり初めはいいのですが、すぐに途中から飛び降りてしまうので、Lisaと私が両側を挟んで練習しました。Aフレームの時同様、初めと終わりの黄色のペンキのところにきちんと足をつけなければいけません。

GRやBCのように足のパッドの間 (指の間) に長い毛のある犬種は、滑り止めのためその毛をトリミングするように注意されました。爪もきちんと切ってくるようにと。

Noahは回を重ねるごとにクラスメート達に慣れて、以前のように頻繁には吠えなくなりました。目が合ってしまって吠える相手はやっぱり赤いバンダナのJessのことが多いようです。あと残すところ2レッスンです。がんばろうね、Noah。(2009/4/30)(アメリカ Y.Mさん)

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