老犬になって飼育放棄

老犬になって飼育放棄

医療や食事内容の改善から、犬達も長生きするようになりました。それは喜ばしいことですが、同時に犬が老いて、いつか介護が必要になるのは当然のことです。

しかし老犬になったので世話が出来ないから捨てるという心理がどうも私には理解できません。

犬は家族と言われて一緒に旅行に行ったりとしている飼い主さんも増えているのに、なんで老犬になったからと捨てられるのでしょうか?

北九州市で老犬の引き取りが増えているそうです。もちろん北九州市だけの状況ではないでしょう。きっと全国的にそのような傾向が見られるのでしょう。

人と犬、共に暮らした時が長ければ長いほど、深い絆で結ばれるものです。

捨てる飼い主は、犬を外飼いにし、同じ時を共に過ごしていないから、捨てるような残虐行為が出来るんでしょうね。

もしも犬が邪魔になったなら、保健所に連れていくのではなく、自分の手で虹の橋を渡らせて上げて欲しいです。

私は、死を覚悟するような大病を乗り越えましたが、その時に真剣に考えたものでした。当時、主人が頼りでしたが、その主人が健康を害したら、愛犬の面倒を見ることが出来なくなります。その時を考えて、友人にもしもの時は里親探しをよろしくと打診しました。
おかげさまでそのような危機にはならずに済み、私の病気も快方に向かったので杞憂であったのですが。(2009/5/22)(LIVING WITH DOGS)


相次ぐ老犬の引き取り依頼

ペットとして飼いながら老犬になったことで飼育をあきらめ、北九州市に引き取りを依頼するケースが相次いでいる。近年、犬の平均寿命が延び、認知症や寝たきりなどで“介護”が必要なケースが増えたためとみられる。市動物管理センターは21日、殺処分した犬猫などの動物慰霊祭を実施。1匹でも多くの命を救うために努力することを誓った。
慰霊祭で、市保健福祉局の堀口尚人理事は「動物の命がむやみに損なわれることがないよう、人と動物が共に生きる社会を目指す」と強調した。
センターによると、昨年度、市内で殺処分された犬は計613匹。近年は老犬が増えてきたのが特徴で、引き取り申請も増加傾向にある。シベリアンハスキーやゴールデンレトリバーなどの大型犬が多く、引き取りの理由としては「介護が必要になり、面倒を見切れない」などが目立つという。
センターは「飼う際、将来的に“介護”が必要になるとは思っていなかったのではないか」と推測。引き取り希望の飼い主に対し、引き続き飼うよう説得しているという。
市は、安易に手放さないように10月から犬猫の引き取りには1匹2000円(子犬、子猫は1匹400円)を徴収することを決めている。
センターの担当者は「命の尊さは人間も動物も同じ。終生面倒をみるという責任と覚悟を持ってほしい」と話している。(2009/5/22)(毎日新聞北九州版記事より)

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