心を癒やす “動物おもちゃ”

心を癒やす “動物おもちゃ”

子供のいない夫婦や、高齢者にひそかに人気のおもちゃがある。

私が入院中、良くお見舞いに来てくれた同級生Mさん、もともと犬好きであったが、無類のキレイ好きが足を引っ張り、家の中で犬を飼えない。ならばと偶然みつけたおもちゃ、 「恐竜の赤ちゃん・プレオ」ロボットである。

人と過ごす時間によってPLEOの性格は変化し、あたかも生きている動物のように、考えたり行動したりする。いわゆる育成型ロボットである。

彼女は「もうこの子がかわいくてかわいくて」と会うたびに言っていた。この子用に小型犬用の洋服を買ってあげたいとまで言っていた。

我が家は犬、それも大型犬2頭と暮らしているので、動物と一緒に暮らす楽しさや、ぬくもりによる癒し感は、生きた命からもたらされると思っていた。

だけど、病気や身体に障害がある人にとって、生きた動物の世話はその生き物に対しての責任を全うできない。十分にケアできない状態は動物虐待と言われかねないのである。

でも動物が好きな人は、たとえおもちゃであっても、何となく触れているだけで癒されるというのは素晴らしいと思うのである。

そんな風に友人やプレオを理解をしていたら、今度は犬のおもちゃが出たそうだ。

日本は動物愛護運動を進めてはいるがまだまだ不要犬が保健所に持ち込まれるような国である。

犬と暮らしたいけど、毎日のお散歩や食事の世話など、責任を持って犬を育てられないと思ったら、このようなおもちゃで癒されることも良いのではないだろうか?
しつけが出来なくて咬傷事故を起こしたり、家の中が毛だらけになることもトイレの心配もいらないのである。(2009/7/5)(LIVING WITH DOGS)


ペットロボ、好評 セガトイズの「夢いぬ」、お年寄りらに癒やし効果

セガトイズの夢ペットシリーズ「夢いぬDX ゴールデンレトリバー」を購入した介護施設では、“癒やし効果”から、お年寄りらに好評だという。単なる子ども向けのぬいぐるみとしてだけでなく、幅広い利用が見込めるため、今後は医療機関など、新たな販路開拓に乗り出す考えだ。

「ゴールデンレトリバー」は高さ55センチ、幅60センチ、奥行き40センチ。体をさするとセンサーが感知し、本物の犬のような動きをするペットロボット。しっぽを振ってほえたり、英語で「シット」と声をかけるとお座りするなど六つの英語の指示に反応する。

同社のファミリーエンタテインメント事業部は「生きているような自然な反応としぐさが特徴」と語る。希望小売価格は3万4650円(税込み)と一般のぬいぐるみに比べ高額なため「50代以上の年齢層が、お孫さんらに購入するケースが多い」という。

同社は「実際のペットはかみつくなど危険性があるが、ペットロボはけがもなく安心」とPRする。(2009/7/3)(毎日新聞記事より)

 

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