水害で迷子になった犬
水害で迷子になった犬
今年もあちこちで豪雨の被害が出ていますが、台風9号による豪雨後、迷子の犬が出ました。駐在所のおまわりさんが中州にいた犬を助け、その家族が世話をしているそうです。
洋犬ならば泳いだかもですが、この犬どうも泳げないようです。豪雨の前にはなかった中州に取り残されて、さぞや怖かったでしょうね。
せっかく助かった命です。もしも飼い主さんとはぐれているならば、飼い主さんと再会させてあげたいとおまわりさんのご家族は手作りのチラシを作って捜索しているそうです。
飼い主さんが見つかると良いですね。それまではおまわりさんご家族に可愛がってもらってね。情報がありましたら、兵庫県の佐用町平福駐在所まで。
(2009/9/5)(LIVING WITH DOGS)
飼い主恋しい…佐用町水害で迷子の犬
台風9号による豪雨の被害を受けた兵庫県佐用町で、川の中州に取り残され、衰弱した状態で見つかった犬が、佐用署の駐在所に引き取られ、元気を取り戻した。
署員やその家族らは、愛嬌(あいきょう)を振りまく姿に目を細めながら、「早く水害前の暮らしに戻してやりたい」と、手作りのチラシで飼い主を捜している。
「中州に犬がいる」。同町米田の千種川で、住民が犬を見つけたのは、豪雨から12日後の8月21日。水害前にはなかった中州に、白地に薄茶色のまだら模様の雄犬がおり、佐用署員が救出した時は、やせ細り、足もふらついていた。
首輪を付けていることから飼い主とはぐれた犬とみられ、いったんは署内で保護。だが、落ち着かない様子を見た平福駐在所の小寺秀幸巡査長(35)が「かわいそう」と思い、妻に相談し、駐在所に連れ帰った。
その後、次第に回復。耳が内側に折れ曲がった独特の風貌(ふうぼう)と、なでても嫌がらない人なつっこさで、すぐに近所の人気者に。ドッグフードやチーズをよく食べ、散歩中にはYさんを引っ張るくらい、体力を取り戻した。長女は「ゴン太」と呼んで家族同然にかわいがっている。
ただ、夜は遠ぼえを繰り返すため、小寺巡査長は「やはり、前の生活が恋しいのでは」と直感。飼い主を捜すため、写真入りチラシを町内に配ることに。小寺巡査長は「家族のように接する娘は複雑だろうが、せっかく生き延びたのだから、飼い主に元気な姿を見せてあげたい」と話している。(2009/9/5)(読売新聞記事より)