認知症のお年寄りに寄り添う犬

認知症のお年寄りに寄り添う犬

私がリハビリ病院に入院中、この病院には脳疾患のお年寄りもたくさん入院していました。まるで子供に戻ってしまったような認知症の方もいました。看護士さんや介護士さんが目を放したすきに階段を下りてしまったりと危険な時がありました。
ある施設で飼われている犬が認知症の方に寄り添っていると言う記事がありました。
犬ってやっぱり素敵な動物ですよね。この犬、別に使命感があるわけではないとは思いますが、この人の側に寄り添って安心させてくれるんでしょうね。(2009/9/19)(LIVING WITH DOGS)


クリス:日光の介護施設飼い犬に癒やされ 認知症のお年寄りに人気 /栃木

介護施設などを運営する日光市佐下部の特定非営利活動法人(NPO)「毎日クリスマス」(三上幸子代表)で飼われている犬の「クリス」。認知症のお年寄りを見分けて、そっと寄り添って歩くなどの姿が「癒やされる」と評判、マスコット犬として、人気を集めている。
クリスは雌の雑種。8年前、同施設の前を「まるで小さなボロぞうきんが、歩いている」(三上代表)ところを拾われ、施設に身を寄せることになった。当時は「手のひらに乗るくらい」の大きさで、施設名の一部をもらい、「クリス」と名付けられた。
体長は約60センチ。施設の周囲には塀や垣根はないが、敷地を出ることなく、午前9時前後に到着するお年寄りを出迎えて、愛嬌(あいきょう)を振りまき、施設が閉まる午後4時過ぎ、建物の中に戻ってくる。
ケアマネジャーの松尾由記さんによると、6年前、認知症の男性が昼食後、職員と散歩のため外出した際はクリスが付き添い、男性の脇を離れなかったという。また4年前、認知症の女性が外出。施設近くには川も流れており、職員が手分けして捜索したところ、施設から約200メートル離れた農道で無事発見された。この時もクリスが付き添っていた。その後、認知症のお年寄りが昼食後、敷地内を散歩する際は、脇に寄り添っていることも分かった。
テレビの動物番組などでもおなじみの獣医師、高倉はるかさんは「犬は、周囲の状況を判断して行動する社会的な動物なので、施設のスタッフの行動が認知症のお年寄りに対しては、ふつうのお年寄りと異なることを見て覚えたのではないか」と話す。拾われたお礼かどうか分からないが、「お年寄りも職員もいるだけで癒やされます」と、三上代表は目を細めている。(2009/9/19)(毎日新聞記事より)

 

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