里守り犬

里守り犬

自然破壊から生態系のバランスが崩れています。
猿が増えて窓を開けられないというようなニュースもあったりしましたね。観光客を狙ったりと傍若無人ぶりな猿が横行しているようです。
そんな地域の一つ三重県で、犬猿の仲の犬を使って「里守り犬」の育成がはじまったそうです。
猿の被害から子供達を守ったり、農作物を守る犬に育てるそうです。
昔の日本は、家犬は当たり前のようにその役目を果たしていたんですよね。
(2009/9/15)(LIVING WITH DOGS)


里守り犬:育成開始 サル被害増、子どもや農産物保護−−いなべ市 /三重

飼い犬を訓練して野生のサルから子どもや農作物を守る、「里守り犬」の育成が13日、いなべ市藤原町鼎の梅林公園内のドッグランで始まった。
市の事業で、愛犬を扱う技術を身に着ける「しつけ」が行われ、参加した柴犬(しばいぬ)やトイプードル、ラブラドルレトリバーなど15匹が、飼い主と一緒に歩行訓練などを繰り返した。
同市の西端は、サルの生息地となる鈴鹿山脈が連なり、50〜100匹の集団が10群以上はいるという。最近は民家の近くまでやってきて、農作物被害が増えている。
講師は岐阜県各務原市の家庭犬インストラクター、Yさん(36)が務めた。「大切なのは、飼い主が犬のいいなりにならないこと」との言葉で始まった訓練は、犬の散歩やお座りなどと続き、「うまくできたら、ほめることを忘れずに」と指導した。
10月からは週1回、半年間の訓練を続け、子どもたちの登下校の際、犬の散歩を兼ねて町内をパトロールし、サルの被害を減らしていくという。
甲斐犬(かいけん)と参加した女性(67)は「いつも犬に引っ張られる散歩なのに、今日は横に付いて歩いてくれた」と成果を喜んでいた。(2009/9/15)(毎日新聞記事より)

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