中国の動物保護法草案?
中国の動物保護法草案?
中国の動物達に関連するニュースを見る度に唖然とするのですが、中国で動物保護法が出来るそうです。
その中には、日本でもニュースになった動物園での生き餌のショーや、狂犬病予防のための無差別殺処分などについて禁止すると言う内容が盛り込まれています。
しかし、この草案の中には、食用、犬肉猫肉に関しての禁止、子犬販売においての虐待や売るために整形された犬の虐待についての禁止事項はありません。
こんな草案では、中国の動物たちは、例えばパンダとかの希少動物だけが生き残れるだけですね。
日本もまだまだ動物愛護は先進国とは言えません。捨てられる犬や猫はまだ多く、一般的な飼い主の底上げが必要です。
中国の場合は、食料としての犬猫の視点から、ペットへ視点を大きく変えない限り、いくら動物保護法を策定しても進化はしないと思うのですが。(2009/9/20)(LIVING WITH DOGS)
初の「動物保護法」制定に向け、専門家による草案が完成―中国
2009年9月18日、中国で初の動物保護法となる「中華人民共和国動物保護法」の制定に向けて、専門家による草案がこのほど完成し、広く意見を求めるため公開された。中国網が伝えた。
草案は、動物の保護を通じての社会秩序の維持、環境保護、経済的な利益など7つの観点に加え、中国の国勢などに基づき起草された。草案の中の特徴的な規定には以下のようなものが含まれている。
1)地方政府に対し、日頃から狂犬病の予防活動に注力することを求め、狂犬病が発生した場合にも犬や猫を無差別に殺害することを認めない。万一無差別に殺害した場合には、民事または刑事責任を追及する。
2)動物園などの開館時間中に、大型動物に対しエサを与えるという名目で、生きた鳥・小動物などを与え、ショー化することを禁ずる。
3)ペットに対しては、衛生面や安全状況の確認のためICチップを埋め込む。また、ICチップの情報に基づき、飼育放棄した飼い主などに対しては、その責任を負わせる。
4)ペットの散歩などに一定の制限を設ける。ペットを屋外へ連れ出すときは首輪に鎖や紐をつけて管理し、人に対して吠えたり、攻撃的な態度を取る行為を禁止する。糞は飼い主が処理する。安全性の観点から未成年者単独によるペットの屋外への連れ出しを禁ずる。
5)闘牛、闘犬、闘鶏など動物による残酷なショーを禁止する。
草案では、これらに違反した場合、違反の内容に照らし合わせ、行政、民事、刑事の各責任を追及すべきと提案している。(2009/9/20)(Record China記事より)