年末の犬連れ野宿者
年末の犬連れ野宿者
昨年は派遣切りとかで、仕事を失った人たちが大きな公園で野宿するニュースが流れましたね。景気回復はまだまだですが、外で野宿する人は増えるのでしょうか。
京都の学生が野宿者の支援を行っている記事がありました。その中で気になる言葉がありました。
「体を壊しても家族同然の愛犬を捨てられず自立支援センターに入所出来ない高齢の女性」がいるそうです。
寒い京都の野宿は身体にはきついでしょう。だけど共に暮らした愛犬を手放さなければ自立センターに入所出来ないとは過酷ですよね。だからといって愛犬を保健所に持って行けば殺処分されてしまいます。
いったいどうしたら、この方を愛犬込みで援助できるのでしょう。(2009/12/4)(LIVING WITH DOGS)
大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山..「住民と交流の場必要」龍大生が野宿者支援 伏見3河川で聞き取り
龍谷大(京都市伏見区)の学生たちが、東高瀬川など伏見区内の3河川で生活する野宿者の支援を進めている。野宿者が多く集まる京都駅周辺と比べ、人数こそ多くないが福祉の手が届きにくい地域。参加者は「野宿者が一般住民と交流を深めたり、やりがいを見つけられる取り組みを探りたい」と話す。
同大学ボランティア・NPO活動センターが、NPO法人(特定非営利活動法人)JIPPO(下京区)と協力して行っている。
区内を流れる東高瀬川、西高瀬川、山科川を対象に、今年2月から野宿者の調査を実施。5月から学生の参加を募り、毎月1回食料や毛布、入浴券を配りながら、暮らしの様子や健康状態などを聞き取っている。
これまでの参加者は計25人。調査後に行う振り返り作業では、野宿状態から就職する難しさや人との縁遠さに直面する一方、人柄の明るさを実感したコメントが多い。
活動当初から参加する法学部2年の竹本真梨さん(20)は「以前は『こわい』イメージがあったけれど、実際に会うと気さくで、生活の不安を口にする普通の人たちだった」と話す。
現在3河川には、60代を中心に約20人が生活している。更新費用が払えず大型運転免許が失効したため、技能があっても就職できない男性。体を壊しても家族同然の愛犬を捨てられず、自立支援センター入所を渋る高齢女性。親類が暮らすマンションが見える橋の下で、生活し続ける地元出身男性もいる。
竹本さんは「野宿する人が周辺住民とコミュニケーションできる場作りや、やりがいを見つけられるような取り組みが必要」と話している。(2009/12/4)(京都新聞記事より)