犬と宿泊するには「マナーとルール」が大切
犬と宿泊するには「マナーとルール」が大切
ここ1〜2年の間に犬連れの宿にまた大きな変革が見られます。
数年前には考えられなかったシティーホテルが犬連れOKになっていたりと、またリゾート地の大型ホテルもぞくぞくと犬連れ同伴可の部屋が増えています。益々、犬と暮らす飼い主さん達にとっては嬉しい状況ですね。
今や犬連れ旅行が当たり前になっているのでしょう。
東京は、フォーシーズンホテル(椿山荘)が小型犬可でありました。ところが、最近、ネットで調べていましたら、新宿に「新宿CITY HOTEL N.U.T.S東京」が、やはり小型犬だけですが同室可だそうです。今後が楽しみですね。
リゾート地の大型ホテルは大型犬も同室可で受け入れて下さいます。信じられないほどの進歩ですね。
さて、STAY WITH DOGには、お宿に泊まる際に基本的な「マナーとルール」を掲げ、お客様とお宿さまも双方が安心出来るようにしています。
我が家は大型犬ですから、当然、STAY WITH DOG の現在の「マナーとルール」を実践しています。
SWD に登録下さるお宿様には、この「マナーとルール」に賛同していただいて当サイトの「マナーとルール」にリンクしていただいております。たくさんのお宿様が同意下さり、実践下さいまして有り難く思っております。
お宿様からは、SWDからのお客様はとても素晴らしいマナーの方々ばかりとお褒めの言葉もいただいております。
この宿泊のルールは、最小限の内容として「トイレのしつけが出来ている」、「無駄吠えをしない」そして「狂犬病及びワクチンの接種をしている」を記載しています。
近年、ペットと暮らす人はこの景況でもどんどん増えています。ですから初めて犬連れで旅行するビギナーにとって、このマナーとルールは必要最小限のルールだと思っています。
しかし、近頃は地域行政の蓄犬登録もしていない、従って狂犬病予防接種もしない、という飼い主さんが増えています。
その傾向から、お宿様も、近頃は、「マナーとルール」を掲げていても、特に狂犬病及びワクチンの証明書を要望していないお宿もあるようです。
「狂犬病?ワクチンって何?」というような飼い主さんもいたと、あるお宿様からご報告いただいてます。
日本では、狂犬病は半世紀発症していません。しかしながら、隣の中国では毎年狂犬病で何千人も亡くなっています。ロシアも狂犬病罹患国です。
日本が50年以上、狂犬病を発症していないのはまさしく偶然なだけで、いつ狂犬病に罹患した動物が日本に入ってくるか、その危険性は常に側にあるのです。
狂犬病及びワクチンの接種証明書、を見せることをルールにされているお宿は、伝染病をお宿から感染発症させないという責任から履行しています。
是非、すべての犬連れを可とするお宿が、せめても接種日を聞くことをルールに入れていただきたいと思います。
どんなに小さな犬でも、お散歩時に感染するかも知れないのです。
これからもっともっと「犬連れ旅」が当たり前になるでしょう。だからこそ、飼い主の一人一人がマナーとルールを守って、楽しい旅行にしましょう。(2009/12/16)(LIVING WITH DOGS)
宿泊条件<ワクチン接種について>(2004年1月)お宿様向け「お役立ち情報」から
犬の予防接種としてまずは、法定伝染病である狂犬病予防接種は必ず接種させなければなりません。狂犬病はこの日本では半世紀発症していませんが、エキゾチック・アニマルの入国による危険性が現存しており、国の定めた伝染病予防の為の接種は飼い主の義務です。従って、宿泊する犬の狂犬病接種の証明書を求める必要があるでしょう。
5種、7種、8種混合ワクチンは、犬伝染性肝炎、ジステンバー、パルボウィルス感染症、アデノウィルス、パラインフルエンザ、レプトスピラ病、コロナウィルス感染病、等を予防するワクチンですが、各ワクチンの免疫力の持続性が異なります。
あるワクチンは打った年から3年から7年免疫を保つもの、また不確かなものもあります。また副作用の症状も個体差があり、過剰摂取の危険度も様々です。
毎年定期的に接種することで、中には過剰に摂取してしまうワクチンもあり、犬の体力によって副作用のアレルギーを起こす危険性があると示しております。
そこでアメリカの獣医師の発表から生まれて初年度のワクチン接種(2回〜3回)を実施していれば、その後は3年に1度でも効果は問題はないであろうというものでした。
しかし、ワクチンは必要ないという情報はどこにもないと思います。
愛犬の健康を守るために必要なワクチンです。しかし過剰に接種させる不安があると言うことなのです。LIVING WITH DOGS としては宿泊者のマナーとルールにはワクチンを接種することとしています。
もしも最初からワクチン接種を宿泊条件に入れない場合、宿泊施設で病原菌が蔓延した場合、他の宿泊犬達の健康はもとより、宿泊施設の営業的にも信用が損なわれてしまいます。ですので、ルールはそのままにしております。
山や草原で遊ばせる犬達は、どんな病気を野生動物から感染するか判りません。
過剰ワクチンのリスクと、山でのびのびと遊ばせるなら、若い元気な犬であればワクチンを打っておいた方が良いでしょうということなのです。
ちなみに老犬の場合は過剰摂取は大きなリスクを伴います。元気でこれまで問題が無かった犬でも最長期間で3年に1回は接種する必要があります。
野山で遊ぶ犬達が、本当に3年に1回でよいかどうかは飼い主、及びホームドクターの判断によるところが大きいと思います。(LIVING WITH DOGS)