動物孤児院 (66)「形成外科手術で新しい顔をもらった犬」(台湾編その3)
形成外科手術で新しい顔をもらった犬 (台湾編その3)
パトリシアとの散歩から帰ったときは、すっかり暗くなっていた。マンションの前に犬を連れた長身の男性の人影があった。動物愛護協会(TAIWAN SPCA)の会長であるイギリス人ショーンだった。彼に私を紹介しようとパトリシアが電話をしてくれていたのだ。 | |
大学病院の獣医師のところに「小黒」を診察してもらいに行くと、「もしかして、この犬のこと? 新聞でたくさんの人が虐待された犬のことで意見を述べていたけど」と言われたそうだ。 「小黒」は傷を受けてから保護されるまで、すでに数ヶ月たっていた。もし早い時期にきちんとした治療を受ければ治りも早いので、台湾の虐待防止動物協会は、「虐待された犬を見たらすぐに協会か地元の動物愛護グループに報告してほしい」と人々に伝えている。気になる「小黒」の手術代だが、十分な寄付金が集まったそうである。 ドイツに帰ってからも「小黒」の手術のことが気になり、ショーンにメールを出すと、「手術はうまくいきました」という嬉しい返事が来た。 送ってくれた写真をここに紹介したい。上は手術前。下は手術後である。 http://www.facebook.com/album.php?aid=121392&id=149123754312&l=29db337f64 |