ビートたけしのTVタックル「どうするペット大国ニッポン!!」

ビートたけしのTVタックル「どうするペット大国ニッポン!!」

いやー、日本の動物愛護の意識も随分広まったものと思いました。あのビート・たけしさんが動物愛護を題材に討論する機会を作る時代が来たんだとね。簡単に内容を残しますね。(2010/1/18)(LIVING WITH DOGS)


TVタックルの参加者は、いつもの評論家もいましたが、野村潤一郎獣医師、岡本英子衆議院議員(民主党)、猪瀬副都知事、福岡教授、等々。

現政権、民主党議員の中、鳩山総理はGRと、小沢幹事長は2頭の柴犬と暮らしている。308人の議員の半数はペットと暮らしているそうだ。

ゲストの方々の皆さんは犬や猫と暮らしており、副都知事はなんと珍しいケルピーと暮らしているとか。たけしさんはシェパードを訓練所に預けている。岡本議員はレスキューしたGRの男の子他。野村獣医師はドーベルマン。女医さんはMIX犬と暮らしている。この犬は純血種同士を掛け合わせた、ハイブリッドMIXで売れ残ったらどうなってしまうのかと考えて買った犬だそうだ。
野村獣医は「このハイブリッドMIXは問題になっている」とコメント。

ペット産業は2兆円規模になり、子供の数よりもペットの数が多くなった。

ところが、狂犬病予防接種率は70%と減っている。ペットを購入しても地方自治体に届け出ない飼い主が増えた。

ペットショップで購入する消費者の中には、信じられないクレームが来ている。

1.酔った勢いで買ってしまう人
2.夫婦げんかの腹いせで夫の嫌いな大型犬を購入
3.流行が終わったからこの犬もういらない
4.盲導犬のラブラドールを飼ったが、駅まで行けと言っても何にも出来ない
5.ドッグカフェで人の箸で人の食べ物を小型犬に食べさせる飼い主。

などあきれた飼い主の実態を、擬人化していると阿川さん。瀬副知事は犬に服を着せたりサングラスをさせるのはどうなんだと問題提起したところ、人と犬は古代からの付き合いで〜。野村獣医師はちょっととんちんかんな返答。とにかく洋服を着たいと意思表示する犬もいるんだと。

あるサイトで、ペットの都合で会社を休む事について議論がされていると。

ペット業界にいた人がゲストでペット事情を紹介。
「リサイクルするペット」夜中も開いているペットショップでは、お客に買ってもらった犬をペットショップに買い取らせ、同じ犬が何度も使われていると。
そこでタケシさん「これまではブランドのバッグを客に買ってもらって、同じ物を持ってもと売ったりしていたが、今は犬なんだよね」と。

関東のパピーミルの実態が紹介された。メス犬は繁殖のために年に二回も産ませられる。岡本議員は、このような業者は、ひどい飼育環境であると保健所に通報されても、抜き打ちで調査せず、訪問日を通告してからの調査では何の意味もないと。
日本は年間30万頭もの犬達が殺処分される。その殺処分される犬達は、飼い主が不要として持ち込んだ犬ばかりである。年老いて動けない犬や、飼い主が老いて面倒を見れないと持ち込んだ犬達である。ここに来たら長くても1週間で殺処分される。生き残れる犬は1割も満たない。
環境省は2017年までに殺処分数を半減させるという目標を立てている。しかし、現状では、施設やマンパワーなどを考えると殺処分はやむを得ない。と話す。

ドイツのティアハイムが紹介される。ドイツでは殺処分はない。収容される施設は、民間の寄付で成り立っている。犬と暮らすには国に犬税を納めなければならない。

日本も犬税があると良いと思う。犬を購入するときにこの犬税の手続きをしなければならないような仕組みがあると良いかも。

11年に動物愛護法が改正となるが、前回の改正時に、十分な内容での改正が出来なかったのは、業界の意見からそこまでの規制が出来なかった。と。

三宅さん、すかさず、それは自民党時代で、大きな政党が、小さな政党はどうしようもなく、不十分な改正になってしまったと言うことですね。

岡本議員は「ペットショップは許可制にしなければならないし、ブリーダーは資格制にしなければならない」と語った。「年間殺処分施設の運営費は57億円使っている。この金額を生かす方に使うことが出来ればと思う。」と。


今回のTVタックルは、動物愛護問題を取り上げたと言うことは評価出来ますが、現状をしっかり把握している人は岡本議員と、野村獣医師くらいで、あとの方々はおそらく何となくおかしいペット事情?くらいの意識だったのでしょう。
だけど、この番組が好きで見ている人にとっては、動物愛護問題が身近に感じられたと思います。

岡本議員頑張ってましたね!民主党は現在色々な問題がありますが、来年の動物愛護法改正時には必ず、ペットショップでの生体展示販売を禁止に近づける、殺処分のゼロに近づける改正を努力して下さいね。

犬に服を着せるについては、ファッションで着せる飼い主もいますが、老犬や小型犬の防寒のため、マナーでの抜け毛防止対策。などと理由があります。

ところで、たけしさん、番組冒頭でたけしさんが話した「神経を使いすぎて寿命が短い介助犬」というお言葉ですが、介助犬だから神経を使いすぎて長生きできないなんて事はありません。むしろ仕事を持つ犬は、盲導犬、聴導犬、介助犬もですが、お仕事中は確かに仕事に専念していますが、それ以外の時はのんびりしています。また健康管理も万全であって家庭犬よりもむしろ長生き出来たりしますので誤解のなきように。
(2010/1/18)(LIVING WITH DOGS)

ビートたけしのTVタックル

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ