プリズンパートナーシップによる盲導犬育成
プリズンパートナーシップによる盲導犬育成
昨年3頭の子犬が島根県の刑務所に送られ、パピーウォーカーとして受刑者が24時間寝食を共にしながら育てました。この3頭がいよいよ盲導犬の訓練に日本盲導犬協会に引き渡されました。
11人の受刑者が担当したそうです。受刑者にとっては責任感や達成感を身につけられたとのことですが、きっと子犬と暮らした毎日は、心穏やかで温まる日々だったことでしょう。
今年も更に頭数を増やしてプログラムを継続するそうです。きっと犬にも人にも良い結果が出ると思います。(2010/2/19)(LIVING WITH DOGS)
盲導犬育成が修了 受刑者「寛容の心、教わった」
民間の資金などを活用するPFI事業で運営する島根県浜田市の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」で18日、受刑者が盲導犬候補の子犬を育てる国内初の矯正プログラムの修了式があり、満1歳を迎えたレトリバー3頭が日本盲導犬協会に引き渡された。
協会から委託された生後3カ月未満の3頭を、受刑者が24時間寝食を共にして満1歳まで育てた。責任感や達成感を身につけ、更生に役立てるとの狙いで、昨年4月から11人が3班に分かれて世話を続けた。修了式で子犬を引き渡した後、思わず涙ぐむ受刑者も。60代の受刑者は「最初は単純に可愛いと思うだけだったが、慈しむ心、寛容の心を教えられた」と語った。
3頭は今後、盲導犬になるための訓練を訓練センターで8カ月〜1年間受ける。
10年度も子犬の頭数を増やしてプログラムを続けるという。(2010/2/19)(毎日新聞記事より)