動物孤児院 (24)天国のいとしい動物たちよ、会いに来て!

(24) 天国のいとしい動物たちよ、会いに来て!

友人にイギリス人の霊媒がいます。ちょっといい話を聞いたので、紹介しましょう。お盆も近いことだし…。

彼の名前はポールといいます。それはそれは温かい心の持ち主です。私のワンコが天国に行って、苦しかった時、テレビで見て彼の存在を知りました。ドイツのテレビにしょっちゅう出演するから、すっかりスターになってしまったけど、本人は、謙虚という言葉を絵に描いたような人です。

先日、あるドイツ人のおばあさんが霊界とのコンタクトを頼みに来たそうです。
おばあさんが座ると、霊界からまずコンタクトに来たのは、おじいさん。おばあさんの亡くなったご主人でした。
おばあさんは、何となく浮かぬ顔。「どーでもええよ」の表情でした。

次に来たのは、姉さん。今度も、「あ、そう」っていう感じで、イマイチ。
ポールは焦った!おばあさんの会いたかった人は一体誰だぁ!

次々にポールを介して、霊界の人たちが来ました。でも、おばあさんの表情は同じ。なつかしがるふうでもない。
そこに・・・・ポールは、人間ではなかった魂を感じました。

あれえ、犬だ。
「白い犬が尻尾を振っていますけど」と、ポールは言いました。その時、おばあさんの顔が、ぱっと輝き、初めて笑顔を見せ、なつかしさとうれしさの涙を流し始めたのだそうです。おばあさんはその犬が恋しくて、ポールのところに来たのでした。

この話をしている時に、ポールが突然、ささやきました。
「千穂さん、あなたの愛犬がここにいる…」
見るとポールの右手が、椅子の横の空間を撫でていました。
「撫でてほしがってますよ」と彼は言いました。私は幸福感に満ちて、天国の、最愛のコロをいつまでも、いつまでも撫で続けました。

みなさん、天国のワンコたちと私たちは愛でつながっています。
これは真実です。 

(2004/08/10)
 

(小野千穂)

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