悪質な多頭飼育者の報道
悪質な多頭飼育者の報道
「年末の多頭飼育現場から」の続報が読売新聞にありました。やはり問題の多頭飼育者は認可なしに犬を販売していた繁殖者でした。
極めて劣悪な飼育環境(騒音、悪臭)で近所の住民から苦情が絶えませんでしたが、とうとう住民が暴力行動を起こし傷害事件が起きていました。
住民が訴えても、行政はただ注意するだけ、指導とは言っても何も改善されず、何かおかしいと感じた事件でした。
多頭飼育する人には、動物愛護法において、動物虐待とみなされないような動物飼育方法を明確にしてあれば取り締まりが出来るはずです。かつての改正でも飼育についての細則が確かあったはずでしたが、なぜ法で取り締まらないのでしょうか?
ただ地域行政に悪質飼い主を取り締まる人手が足りないからでしょうか?そんな状態ではいくら住民が訴えても、何にも変わらない、動かない行政ということなんでしょうかね。
動物愛護法は「人が動物と共生していくために」そして「小さな命の大切さ」を考えて改正されなければなりません。(2010/2/19)(LIVING WITH DOGS)
「犬無登録販売」の男性、飼育巡り再三トラブル
無登録で犬を飼育した疑いが持たれている男性の自宅 知事の登録を受けないまま販売目的で犬を飼育したとして、県警から18日に動物愛護法違反(動物取扱業の無登録)容疑で自宅の捜索を受けた直方市永満寺の自称ブリーダーの男性(35)は、以前から飼育方法を巡って周辺住民とトラブルになり、傷害事件にも発展していた。
県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所(飯塚市)によると、男性は多い時期で60匹の犬を飼育しており、近所の住民からは「鳴き声がうるさい」「悪臭がする」といった苦情が同事務所に寄せられていた。
同事務所は同法などに基づき、男性に改善するよう指導してきたが、昨年12月には飼育方法に腹を立てた隣家の男(73)が男性の頭を鉄パイプで殴り、軽傷を負わせる傷害事件が起きた。
近くに住む女性(76)は「暴力に訴えるのはよくないことだが、男性は何度注意されても飼い方を改めようとしなかった」と言う。
県警は今後、男性から事情を聞くなどして、詳しい飼育状況などを調べることにしている。
発表によると、男性は2008年9〜10月、広島市のペットショップの女性経営者(42)ら2人に、知事の登録を受けずに飼育した子犬計4匹を35万円で売った疑いが持たれている。
(2010/2/19)(読売新聞記事より)