ワンワン通報隊
ワンワン通報隊
犬の飼い主が毎日、朝夕行うお散歩、だいたいは同じ時間に同じ道を愛犬と歩きます。
私は、東京に住んでいた頃、先代のトレーシーとお散歩三昧の時期がありました。夏場は夕方でしたが、冬は3時頃からのんびり2時間くらい、三田から東京タワーや増上寺までお散歩していました。信号待ちをしていると、小学校生達の下校時間にいつもすれ違いました。
別に何をするでもなく、ただ、犬と一緒に歩いて小学生達がそれぞれの家路につくのを見ているだけなのですが、そのくらいの時間帯って、一般の人たちは仕事中だったりと意外と人通りが少ないと思いました。
さて、京都の愛犬家達は地域の防犯の為に、お散歩を通して町を見守るそうです。
以前、犬の飼い主が集団でお散歩してパトロール、犬嫌いの人からは何頭もの犬達を集団でお散歩しているのは威嚇的とも言われていました。
何も集団ではなくて一人の飼い主と1頭の犬でお散歩しながら、町を見守ることで防犯に繋がると思います。
飼い主も愛犬とのお散歩時にいつもと違う何かがあったら、最寄りの交番に通報したりは可能ですよね。
私が東京で異変に思ったことがありました。小さな緑地に猫の遺体、どうも毒餌?のようでした。すぐ近くの交番に届けましたっけ。(2010/2/23)(LIVING WITH DOGS)
ワンワン通報隊:愛犬322頭パトロール 散歩で地域の防犯に貢献−−五条署 /京都
◇登録増え連帯も深まる
犬の散歩をすることによって地域の防犯に寄与してもらおうと、五条署が導入したボランティア「ワンワン通報隊」の登録頭数が300頭を超えた。散歩にパトロールの役割を持たせると共に、愛犬を介した触れ合いで近隣の連帯を深める試みが、実際に地域社会で生きるケースも出ている。
ワンワン通報隊は08年6月に発足。愛犬家が毎日ほぼ同じコースで散歩することに注目し、地域の異状に気付いたら素早く通報してもらうのが目的だった。12日現在、愛犬家267家庭の322頭が登録している。
犬の散歩にはパトロールの意義はもとより、ご近所や通行人と言葉を交わすことで、地域の事情を理解しあえるという“効用”も生み出す。そんな通報隊員の活動が生かされた例もある。
中京区の室町御池の交差点で08年9月、女性が交通事故に遭い、亡くなった。身元が分からなかったため、同署は通報隊に情報提供を要請。「毎朝犬を散歩させている時に見かける人と特徴が似ている」と連絡があり、現場近くで一人暮らしをしていた65歳の女性だったことが分かった。
小田武治署長は「署員のほかに、多くの愛犬家の目が街を見つめていることが安心感を生む。ワンワン通報隊の活動には今後も期待している」と話す。
発足当初から活動に参加し、ダルメシアンのマリ(雌、13歳)たち3頭を登録している下京区の戸倉節子さん(78)は「特に意識して歩いているわけではないが、役に立ったと聞くとうれしい」と話し、今後も“パトロール”を続けるつもりだ。(2010/2/23)(毎日新聞記事より)