小学生を咬んでしまった老犬

小学生を咬んでしまった老犬

小学校の校庭で老犬が数人の小学生を咬んでしまったニュースがありました。

この咬傷事故から、「犬は危険」というような短絡的な結論を出して欲しくありません。
犬がどうして咬んでしまったのかを考えれば自ずと何があったのかは判ります。

もしかしたら子供達が犬の習性を知らずに、この老犬をからかったのではないでしょうか?この犬なんと17歳の老犬です。犬は恐怖心から我が身を守るために攻撃をします。犬は必死に自分を守ろうとして咬んでしまった。それが真実ではと思うのですが。

犬は走り回る子供を追いかけたり、はやし立てると遊んでもらえるかのように飛びついたりします。しかしこの犬は老犬です。後ろ足は引きずっていたそうです。

是非、この小学校で、「犬についての理解を子供達に教えるような機会」を作って、犬の習性や広く動物愛護の精神を教えて欲しいですね。そして命の大切さを教えて欲しいと切に思います。(2010/2/25)(LIVING WITH DOGS)


犬侵入:児童5人かむ いずれも足に軽傷−−前橋・東小 /群馬

24日午前7時50分ごろ、前橋市箱田町の市立東小学校(中島弘道校長、児童850人)に犬が侵入、集団登校中で西門や校庭などにいた1〜6年の児童5人(7〜12歳)にかみ付いた。児童らは、足にかみ傷などの軽傷を負った。前橋署は、県動物愛護条例(係留義務)違反などの疑いもあるとみて、飼い主の同市の男性医師(60)に事情を聴いている。
同署などによると、犬は17歳で雑種の中型犬。24日午前5時ごろ、男性が散歩に連れて行こうと玄関を開けたところ、目を離したすきにいなくなったという。男性方は同校から南東に約700メートル。
同校では、騒ぎに気付いた教頭らが児童を犬から遠ざけたほか、校内放送で校舎から出ないよう児童らに指示。犬は校庭で交通指導員の男性に取り押さえられ、市保健所に預けられた。中島校長は「犬は校庭をうろうろしながら興奮した様子で、人が近づくとうなって牙を見せていた。だいぶ老犬で、後ろ脚を引きずっていた」という。
この影響で、同8時20分から予定していた全校児童によるスポーツ活動は中止された。児童5人の傷は軽く、血が出た児童もいたが、いずれも病院で治療を受けた後、午前中に授業に復帰した。中島校長は「幸い大きな混乱はなかった。今後は、犬を飼っている家庭に自治会から注意喚起のビラを配るなどの対応を考えたい」と語った。
小3と小5の子供が同校に通う保護者の女性(41)は「集団登下校していて、地域の人たちが通学路に立っているのでいつもは安全と思っているが、犬となると難しいと思う」と驚いていた。
犬は市保健所から動物病院に預けられ、狂犬病の有無を調べるため、約2週間、経過観察する。予防接種などは受けているという。(2010/2/25)(毎日新聞記事より)

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