有料化で犬猫の引き取り半減

有料化で犬猫の引き取り半減

犬猫のセンターへの持ち込みを有料にしたら、殺処分数が前年比で半分に減ったそうだ。
これって、引取料を払いたくないから、他県や他市に捨てに行く飼い主がいることを考慮しているのだろうか?
一方で、迷い犬、捨て犬の捕獲数が前年よりも増えていることはないのだろうか?

センターに持ち込んだら、殺処分されることを当然知っている飼い主が、本当に改心しているのだろうか? とちょっと疑問に思う。

ただ、このセンターの職員さん達の努力には敬服したい。
持ち込む飼い主一人一人に、里親捜しをしたか飼い続ける努力をしたかの事情をヒアリングする時間を費やしたことが、結果、持ち込む飼い主が思いとどまり殺処分数が半減したのであろう。(2010/3/1)(LIVING WITH DOGS)


有料化で犬猫引き取り半減、安易な手放しに歯止め

栃木県と宇都宮市が、犬や猫の引き取りを昨年6月から有料にしたところ、12月まで半年間の引き取り数が、前年同期に比べて大幅に減少したことがわかった。
県生活衛生課は「有料化によって、飼い主が安易に動物を手放すことに一定の歯止め効果があったのではないか」とみている。
犬や猫の引き取りは、「飼い主に責任を持って飼い続けることを促したい」として昨年6月から有料化された。成犬、成猫が1匹3000円、子犬、子猫が600円の引取料を徴収している。県や同市によると、有料化した昨年6〜12月の半年間に引き取った犬、猫の数は1238匹で、前年同期(2235匹)に比べて45%減少した。
引き取られた犬、猫は、原則としてすべて殺処分となる。県動物愛護指導センター(宇都宮市)では、引き取り希望者がほかの飼い主を探すなど、引き取りを避けるよう努力したか確認したうえで、最後の手段として引き取っている。「かみつく癖が直らないから」という理由だけで引き取りを希望した飼い主に、同センターが専門家に調教を依頼するよう提案し、引き取りを回避したこともあるという。同センターは「飼い主は、家庭環境や自分の性格を十分考え、飼い続ける覚悟を持った上で、動物を飼い始めるようにしてほしい」と呼びかけている。
一方、県と宇都宮市で08年度、迷い犬や捨て犬の捕獲数は2206匹で、このうち飼い主に返されたのは12%にあたる272匹にとどまった。保護期間(4日間)を過ぎた犬は殺処分となる。同センターは、子犬の譲渡会や犬のしつけ教室などで参加者に対し、犬を係留しておくことや、飼い主の連絡先がわかるように個体識別マイクロチップを犬の体に埋め込むことなどを勧めている。(2010/3/1)(読売新聞記事より)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ