犬種ブルドッグの悲劇

犬種ブルドッグの悲劇

ブルドッグとは、ウィキペディアによると、
「英国で18世紀ごろ、雄牛(ブル)と犬を戦わせる見世物が流行し、牛に対抗できる犬として開発されたのがこのブルドッグであった。
頭部が大きく、牛にかみ付けるよう鼻が低く(鼻が高いと牛に噛み付いた時に呼吸しづらい)あごが大きく角ばっている。顔にはしわも散見できる。
1835年にこの決闘が禁止されると、ブルドッグは番犬や愛玩犬となった。闘争に必要だった獰猛な性格も取り去られ、現在では強面とは裏腹に、非常に温厚且つおとなしい。
鼻が短いため、体温調節が苦手であり、涼しい場所で飼わなければならない。そのため夏季は冷房をした部屋から出さない飼い主も多い。
また、その暑さに弱い性質のため日本航空は2007年7月にブルドッグ及びフレンチブルドッグの、航空機への積み込みを断る決定をしている。犬や猫などは貨物室に乗せて輸送することができるが、専用輸送かごの滑走路上などでの待機時に、場合により高温となり、暑さに弱いブルドッグが衰弱するためである。
なお、全日空は2007年5月から国際線の貨物便に限って、ブルドッグの受け入れを中止している。
2009年にザ・ケネルクラブが不健康の原因となる近親交配への反対を表明した」。

私のかつて勤めていた会社の上司にブルドッグファンシャーがいました。彼からのブルドッグとはと聞いて愕然としました。
それは、闘犬として改良を重ねた結果、頭が異常に大きな犬であることで、自然分娩で生まれることが不可能になってしまい、出産は必ず帝王切開でしか、あたらしい生命を生み出せないと言う現実を知らされました。

人が作り出した犬の使命とも言えるかも知れませんが、自然分娩で生き残れない犬を作り出した人の倫理観を問いたいと思います。ブルドッグという犬種はこれから自然繁殖では生き残れない犬種になってしまったのです。(2010/4/6)(LIVING WITH DOGS)

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