ある老犬との暮らし [3]肉腫が幾つか


[3] 肉腫が幾つか (1999年3月)

タロに最初に肉腫(らしきもの)が見つかったのは、彼が8才頃のことです。肉腫と言うよりは夏に出来た湿疹の治りかけのその中心がしこりのようになったもので、背骨の中央、ややお尻側に3個ありました。その内1個は乾燥したニキビのような大きく黒く固い芯が出て来て何時の間にか消えてしまい、現在は2個あります。獣医さんは「活性ではないし目立たないのだからそのままにしておきましょう」と。

これらとは別に今年の初め頃からお尻の下部(肛門嚢の出口の下)に今度はまさしく肉腫が出来、最近はそれをなめるので血がにじむことがあり、今は塗り薬を頂いて普通の絆創膏で隠しています。これが悪性なのかどうか、組織を取って頂きましたが結果は未だ分かりません。

それにもう一つ、しっぽの中央あたりにも大人の小指の頭くらいのものがりますが、剛毛の中なので私共も気が付きませんでした。これらについて獣医さんは、「よしや悪性だとしても、切り取るのは大きな範囲になるから、タロではその身が持たないだろう…」と。
さらにその時に教えて頂いたことですが、肛門を良く見ると小さなポリープがありました。「この歳になれば、驚くことではないから以後体の隅々に気を付けて行くように。ついでにブラッシングとマッサージをやさしくしてやりなさいね」と言われました。

タロの場合、難聴や足腰のふらつきや肉腫などなど、これらをいかに直すかと言うよりは、これらと共に、より幸せな余生を私共と一緒に過ごして行けるようにと念じております。

(愛知県・Iさん Ext_linkTaro’s Home Page )

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