中央区の保養所でペットルーム開設?
中央区の保養所でペットルーム開設?
これまでも行政が運営する保養所がペット連れを可とする地方がホンのわずかですがありました。あくまでも表むきは人だけの利用を前面にしていて、「マナーを守れる方には良いですよ」という感じでの受入体制でした。
行政運営の施設としておそらく公にしてのペット可をうたった施設としては東京都中央区が初めてかも知れません。
だけどその内容はどうでしょうか?その条件は、
ペット同伴利用の要望に応え、ペットルーム開設。
ただし、アレルギーの方もいることからペットルームのある地下フロア以外の客室・コテージを含む施設内にはペットの同伴は不可。
・設備は、犬猫共用ケージ4台、
・安全確認用カメラ(客室のTVでペットの様子を確認できる)
・使用料無料
・体重10kg以内、犬予防接種5種以上を接種して2週間以上1年未満
猫予防接種3種を接種してから2週間以上1年
家族として、犬や猫と暮らしている人から見れば、「そこまでしてこんなところに連れて行かないわ!」な内容であると思うのですが。
ちなみに、補助犬は普通に同伴できるようです。公共の宿泊施設では補助犬の受入を拒否してはならないという法律がありますから、それは当然のことですよね。
ようするにペットが同室で宿泊しチェックアウト後の掃除のことを杞憂しての同室拒否となったのだと思いますけど。じゃあどこまで室内の掃除が大変と思っているかなんですよね。
確かに犬や猫の室内に残された毛を除去、臭いを除去するための道具もいるでしょう。それは季節にもよっても異なりますし、泊まったペットの種類にもよります。また、マナーある飼い主さんが宿泊したらそんな物は一切必要ないというのが事実なんですね。
今や、国民の大部分が犬猫それ以外のペットと暮らしている日本です。ペットの宿泊は別のペットルームでと言うような施設は、はっきり言って税金の無駄遣いの施設でしかないと思うのですが。
それよりも、すべての区民が使用できるような施設ならば税金で運営しても良いけど、区民の大部分がペットと暮らしている状況で、ペットはペットルームと言って、ペット飼いの人は同宿できないんじゃ、無駄な施設としか思えません。
必殺事業仕分け人が一言、すべての区民が使用できない施設は税金の無駄使いです。廃止!と言われてしまいうんじゃないですか。こんな不公平な保養所なんていりませんよね。
そうは言っても、すべてのペットの飼い主がまともな良識ある飼い主でない現状では、ちょっと我慢かもとずーっと思い続けていたんですけど。
ちなみに我が家は大型犬と暮らしているので、公共の施設には犬連れで宿泊したことは一度もありません。かんぽの宿はもちろんですけど、勤めていた会社の保養所も利用できませんでした。だからこそLIVING WITH DOGSはSTAY WITH DOGを立ち上げたんですけどね。(2010/5/11)(LIVING WITH DOGS)