犬のためのハーブケア・セミナー参加

犬のためのハーブケア・セミナー参加

ホリスティックケアに興味を持ち始めてから、犬のためのハーブケアの勉強をしてみたくなりました。
犬のためのハーブにくわしい知り合いに聞くと、駒沢公園のすぐ近くにあるDogLifeDesignでTHE HERBSという犬のためのハーブケアのセミナーがあるというので、そこで勉強してみることに。

講師はフィトセラピスト(植物療法師)でもある、堂山うらら先生です。
DogLifeDesignでは、ホリスティックケアとはなにかから勉強できる、全10回のTHE HERBS Level1、さらに深く学ぶためのTHE HERBS Level2があります。
私は、Level1の全10回はすでに受講済で、今回はLevel2の「骨・関節のための植物療法」を勉強してきました。
Level2では、Level1で勉強した基本のハーブケアをより深めて専門的に学べるようになています。消化器系のための植物療法、肝臓・腎臓のための植物療法、免疫系のための植物療法などなどいろいろあり、受講してみたい講座のみを選んで参加することも自由です。
今回の、骨・関節のための植物療法はぜひ受講してみたい講座で、待ちかねていました。
我が家には7歳になるコーギーがいるのですが、これが、骨を折る、歯を折る、爪を折ると驚くほどに、骨関係のトラブルが多く、さらに短足犬なのでヘルニアにも要注意、ディスクやアジリティなどの運動が生きがいという運動好きなので関節ケアもかかせないというわけなのです。
骨折などのトラブルが多いのは、コーギーという特殊体型と夢中になったら周囲の状況が見えないという性格による部分もかなりあるとは思うのですが、けっして丈夫な骨とは言えないのも確かなようです。

講座では、ハーブでのケアだけにとどまらず、日頃の生活で気をつけたいところ、食事でのケア、サプリメントでのケア、マッサージの有効性、整体治療という選択肢など、様々な面からのケアについて聞かせてもらえました。
ここが、ホリスティックケア全般に精通している堂山先生のすばらしいところです。

具体的な内容としては、椎間板ヘルニア、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼などの関節系トラブルは、まず大切なのは肥満にしないこと、そして筋肉をつけること、そのためには河原の土手などの土の坂道上り下りが効果があること、そして、食事では納豆・オクラ・山芋・めかぶなどのネバネバ系に関節軟骨成分であるグルコサミン・コンドロイチンが含まれているので食事の中に取り入れるといいとのことです。

骨そのものに関しては、カルシウムが骨の主な成分なので、骨を丈夫にする=カルシウムを多く摂る、と考えがちなのですが、カルシウムというのは吸収されにくい栄養素でカルシウムそのものよりも、むしろその吸収を助けるビタミンC、D、Kの栄養素をしっかり摂ることの方が大切になるようです。
そして、カルシウムの過剰摂取もまたトラブルの原因になるので、なにごともあまり神経質になりすぎず、ほどほどにだそうです。
骨系のトラブルが多いうちの子はカルシウムをしっかり摂らなくては!とがんばりすぎているようで、カルシウムとしては例えば卵の殻のパウダーをティースプーンに半分ほど、それも週に2、3回で十分なようでした。

講座のテーマであるハーブでの骨・関節療法ですが、骨を丈夫にするハーブの代表格としてはホーステイルというハーブがあります。
日本ではスギナと呼ばれる土筆の成長したあの水草のような植物です。
ホーステイルに含まれるケイ素(シリカ)が、骨や軟骨の組織の結合を助け、結果丈夫な骨・関節をつくってくれるそうで、ハーブケアを勉強し始めてから、我が家ではいつも食事に混ぜて与えています。
そういえば、ホメオパシーのレメディにもシリカというのがあり、以前骨折したときにホメオパシー医から処方してもらったことがありました。

関節ケアのハーブは、鎮痛・消炎効果のあるデビルズクロー、メドースィート、ヤロー、キャッツクローなど、なかなか手に入りにくいハーブから、比較的手に入りやすい、アルファルファ、乾燥ジンシャーなど、様々です。
我が家は、先生にも勧められて今現在の関節系ハーブケアとしては、ヒルトンハーブのモビリティというハーブミックスを使っています。これには手に入りにくいハーブもブレンドされていて、手軽に使えて助かります。
今現在関節に痛みがあるとかトラブルをかかえているということはないのですが、予防するというのがハーブケアの大きな役目で、骨のためのホーステイルとともに食事に加えるようにしています。

ハーブで身体のケアというのも、まだまだぴんとこないという人が殆どで「ほんとうに効くの?」と言われることもあるのですが、あります。きっとあります。
ハーブケアは実は科学的にきちんと証明されているもので、このハーブに含まれるこういう成分にこういった効能がある、と説明できるものです。
考えてみれば、今のような化学的物質である西洋薬ができる以前は、世界では薬とは自然の植物つまり薬草だったわけで、西洋薬もスタートは薬草だったということです。
ただ、有効成分のみを取り出した西洋薬に比べて、即効性という面では劣るのは事実ですが、有効成分のみではなく様々な成分が相乗効果となって身体全体を健康にしてくれるといいます。

少し勉強すれば、以外に簡単なハーブケアです。
下痢をしてしまったらマシュマロウ、腎臓・肝臓のケアにはダンディライオン、ケガにはセントジョンズワートを傷薬として、さらにシャンプー後のリンスにはカモミールティーを、と手軽に使えて奥の深いハーブケア、ついでに人間の方にも応用できてすっかり楽しんでいます。
毎朝の飲み物も、紅茶やコーヒーよりハーブティーの方が遥かに健康的。

講座の最期は、実習ということでマッサージジェルをみんなで手作り。
ハーブウォーターや、エッセンシャルオイル、などを使って、消炎・鎮痛作用のあるジェルを作りました。
もちろん、特に今現在痛みがない子にでも普段のマッサージジェルとして使えます。

参加者4名の少人数の講座で気軽に質問もできて、ハーブティーを飲みながら穏やかに学べる講座でした。(2010/5/15)(東京都 Y.Yさん)

http://www.doglifedesign.com/

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