アエラ「犬オークションの現場」から
アエラ「犬オークションの現場」から
犬の流通方法の一つ「競り市」の実態。インターネットオークションの野放し状態。
ペットショップの仕入れ元はこのようなオークションからを明らかにしている。
産まれた犬の数、消費者に渡った数、その差が流通外と言われる数。遺棄され、殺処分される犬の数をチャートで示している。かつてLWDで行ったセミナーでもこの差を指摘している。
LWDセミナー2 犬の流通システムを変える
雑誌やTVで真摯にペット業界の現状を記事やニュースにしてくれる時代が来てちょっと嬉しい。
さて、競り市やオークションによる流通がなくならない限り、犬余り状況は変わらないだろう。
いつまでも殺処分はつづき日本は動物愛護の先進国とはならないのである。
そして、いつか政府がその気になってペットショップでの生体展示販売が禁止となったら、競り市は存在できなくなるだろう。きっといつかそうなると期待しているのだが。
そんな世の中の傾向を読み取ってか「競り市」は自浄作用が機能しているそうだ。
しかし野放しなのがビッダーズの生体オークションである。LWDは何度もこのビッダーズの状況を記事にしているが、アエラ太田記者は文書で質問したそうだ。回答は「法令を遵守する」とのことなので、動物愛護法が改正されて、生体をオークションにかけることが禁止されたら止めると言うことだろうか。ちなみにヤフーや楽天は生体のオークションを禁止している。(2010/5/24)(LIVING WITH DOGS)
アエラ「犬オークションの現場」追及─ペット流通のブラックボックス