中国の動物園

中国の動物園

日本にもサファリといって、人が車に乗って、野生動物?のいる園内を廻っている現実があります。25年前に行った動物園で、園内にいる雄ライオンは傷だらけだったりと、このような施設があって良いのだろうか?と疑問に思っていたんですけど。

日本の動物園のあり方を、今改めて見てみると、戦前は珍しい動物として見せ物にしていました。戦後は子供達に地球上に暮らす様々な動物を紹介するという意味合いが大きかったように思います。戦中に殺処分されたゾウやライオンなど大型動物を悼む思いも伝わってきましたよね。
だけどです、動物園の見せ物として野生動物を捕獲して、囲われた檻の中での、自然のままでの暮らしを出来なくすることについてはどうして?という思いはありました。

学生時代に、授業が休講になると上野動物園の猿山に行ってお猿さん達の遊ぶ様子を見て癒されたことは確かなんですけど。

しかし、近頃は野生動物保護のために動物園で希少動物の種を保護し繁殖するという方向性は要かもとは思いますが、じゃあ地球の変化の中で滅びていく動物を繋ぐことが果たして生態系にほんとに良いのかどうかも問われることと思いますけど。朱鷺のような希少動物が放鳥されても自然の世界で生き延びていけるのか疑問なんですけど。
山梨の田んぼにはたくさんの白サギがついばんでいます。朱鷺も天敵のいない農薬の害のない地域であれば生き残れるのかも知れませんけど。

中国の動物園は異常としか言えないですね。
中国の動物園は、野生動物の野生そのものを見せようとして生き餌を投げ込んでいると日本でもニュースになっていました。そして犬をパンダ柄や虎柄に染めて見せ物にする、子犬はカラフルに染めて販売する。もう明らかに動物虐待でしかない中国の状況でした。

さすがに世界的に動物虐待だという世論が中国の政府にも届いたようです。動物の扱いに関する法整備の必要性を認め審議しているそうです。だけど、動物保護法が可決されるのはまだ数年も先になるとか。
だけどまずは犬や猫を食べることだけは今すぐ止めて欲しいですよね。

私感ですが、昨年までは、中国は日本よりも50年くらい遅れていると感じていましたけど。北京オリンピック、上海万国博と、中国の発展は日本が戦後果たした発展の数倍の早さです。あっという間に追いついてしまうでしょう。
中国が日本よりも先に動物愛護先進国となることはあり得ないとは思いますけど、日本もまだ不要犬猫が殺処分されていると事実を踏まえながら、まだまだ動物愛護先進国ではないことを認識した上で、中国の動物虐待の事実を告発していきましょう。(2010/6/17)(LIVING WITH DOGS)

ようやく動物保護法の制定に着手、動物園の「劣悪環境」有名な中国

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ