本土に忍び寄るエキノコックス
本土に忍び寄るエキノコックス
エキノコックスの怖い話を藤田医学博士がSPAで書いています。
気になる所を抜粋させていただきますが、
「キタキツネの数は減少、一方でエキノコックスの人間や犬への感染率は増。人間の転勤と一緒に、年間約400匹の犬が北海道から移動し、うち1%が感染したまま本土へ上陸」
北海道では人への感染もあるようですが、本土で、人への感染症例はあるのでしょうかね?
感染したまま本土に移った飼い犬が年に4頭はいると言うことですよね。
確か2005年に埼玉で捕獲された犬に感染があったと報道されました。本土で発見された初の罹患犬でした。
おそらく感染した犬がいるとしたら、転勤者の同伴犬だけではなく、北海道でハンティングした猟犬。旅行者の飼い犬と確かに感染の機会は増えていそうですね。
じわじわと本土にエキノコックスは広がっているのかも知れませんね。
これから北海道に犬連れで旅行したいという方は、広々とした北海道の草原でオフリードにして遊ばせたいと考えるでしょうけど、危険ですからくれぐれも愛犬をオフリードにしないように。
感染経路は、エキノコックス虫を持っているキタキツネの糞をネズミが食し、そのネズミを犬が食して感染。人は犬の糞から水や食物を通して感染します。
以前、エキノコックス予防策として、キタキツネに駆虫剤を入れた餌を与えてエキノコックス虫を減らしていくという対策が行われましたが。その後どうなったのでしょうかね。
(2010/8/6)(LIVING WITH DOGS)