犬と一緒に踊ろう
犬と一緒に踊ろう(フリースタイル)
なぜ、フリースタイルか?
ラブと暮らしてはや7年、しつけ教室に通い、服従訓練をし続け競技会にもたまに出て、何だかマンネリズム、やる気しないよね。なんと言っても、まり(犬の名前)が、全然、楽しそうではない。
そろそろ6歳を迎えようとしていた頃、なんとなく、互いに楽しさを共有できないまま、この子と終わるのか、と思うと寂しくなりました。
そんな時、犬友達からアジリティーに誘われ、気分は一新。もともと明るく活発なまりは大喜び、シッポふりふり、俄然ハッスルです。そんな、まりを見ると私自身も嬉しいし楽しくなりました。
でも、6歳のラブ、ただでさえ何度か足腰を傷めて歩けなくなったことがある子にスタンダードのハードルを飛ばせるのは、少し負担でした。
せめて、シニアクラスがあればと思いながら、ミニのなかにいれてもらいながら楽しんでいた時、フリースタイルと出会ったのです。
「犬とダンスをする」「どんなふうに?」「こんなふうに」ビデオを見せてもらったら、「いいじゃないこれ」それがフリースタイルをやってみるきっかけでした。あー、何と言う神のお導き!
これならば、それぞれに合わせた動きで無理がなく、音楽に合わせて自然に体がウキウキしてきます。ステップを憶えていくのも2人6?脚で面白そう。グループでやってみるとまた楽しい。ラッキーだったのは近くにそんなメンバーがいたこと。わざわざ出かけていくこともなく、散歩の途中であって練習できること。あんなにやる気がなかった服従の課目がこんな形で生かされ、かつ、私もまりも楽しみながらできるなんて思ってもいませんでした。
10月15日、世田谷区の動物ふれあい祭りで、フリースタイルデビューをすることになりました。
さていよいよ、本番です。10月だと言うのにちょっと暑いくらいです。4頭で演じますが、会場には風船があちこち、子供が犬の側で風船を割りシャイな犬は驚いてしまいました。急遽メンバーチェンジです。周りの見学者はどんどん増えて行くし、失敗しなければいいけど。
緊張の瞬間です。威勢のいいサッカーのテーマソングが始まりました。
始まった〜!あとはちゃんと出来れば!とドキドキしながら….。そして終了。
まりはちゃんと楽しく踊ってくれました。音楽が終わった瞬間は達成感で一杯でした。まりと一緒にこんなに楽しめるなんて思ってもいませんでした。
まだまだ、軽やかには程遠いですが、皆でわいわいやっていると楽しいです。モチベーションを使いながらできるので犬も無理がありません。
色々なドッグスポーツがありますが、どんな犬種でも、何歳になっても、どこでも、いつでも、あなたと愛犬がいれば、それなりにできるフリースタイルはおすすめです。
硬いイメージの服従課目も曲にあわせれば新鮮で、楽しくなるのです。この楽しさを是非、たくさんの人に知って欲しい、そして一緒にこの楽しさを分かち合いませんか?
取りあえずCD2ぐらいの服従課目が出来れば問題なし、後は飼い主が恥ずかしさを乗り越えるだけです!
(2000/10/25、東京都 N.Sさん)
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